2月の誕生石【アメジスト】名前の由来・和名・歴史・種類・宝石言葉・意味・パワーストーン・効果・雑学
紫色の輝きが美しいアメジスト。
贈り物やアクセサリーとして人気の宝石ですが、宝石言葉やアメジストの歴史、パワーストーンとしての効果を知ると、より特別なものとして愛着が湧きます。
2月の誕生石であるアメジストの
- 名前の由来・和名
- 鉱物としてのアメジスト
- アメジストの種類
- 歴史
- 宝石言葉
- パワーストーンとしての効果
を紹介します。
2月の誕生石はアメジスト
アメジスト K18/K10/PTピンキーリング・セパージュ ¥38,500 (税込)
紫色の輝きが美しい宝石であるアメジストは2月の誕生石です。
2月生まれの人は、アメジストが誕生石となります。
※2021年12月に誕生石が見直され、新たに追加されました。2月の誕生石にはクリソベリルキャッツアイが追加されました。
各月の誕生石は、
- 1月:ガーネット
- 2月:アメジスト、クリソベリルキャッツアイ
- 3月:アクアマリン、珊瑚(さんご)、ブラッドストーン、アイオライト
- 4月:ダイヤモンド、モルガナイト
- 5月:エメラルド、翡翠(ひすい)
- 6月:真珠、ムーンストーン、アレキサンドライト
- 7月:ルビー、スフェーン
- 8月:ペリドット、サードオニキス、スピネル
- 9月:サファイア、クンツァイト
- 10月:オパール、トルマリン
- 11月:トパーズ、シトリン
- 12月:ターコイズ、ラピスラズリ、タンザナイト、ジルコン
となっています。
他の月の誕生石については、『あなたの誕生石は何?【1月から12月の誕生石一覧・追加されて全29種類】特徴・意味・宝石言葉・パワーストーンとしての効果・雑学』の記事で詳しく紹介しています。
誕生石の起源について
誕生石の起源は諸説ありますが、
- 旧約聖書の『出エジプト記』:ユダヤ教の高層が胸飾りに12種類の宝石を付けていた
- 新約聖書の『ヨハネの黙示録』:聖都エルサレムの城壁が12あり、それぞれ異なる宝石で飾られていた
といったことが誕生石の起源になっていると言われ、アメジストは12種類の宝石の一つとされています。
アメジストの名前の由来・和名
2月の誕生石であるアメジスト【amethyst】は、紫色の水晶です。
アメシジトの名前の起源は、ギリシア語の【amethustos】が由来となっています。
【amethustos】の意味は「酔わせない」。
古代ではアメジストには酔いを防ぐ効果があると信じられたことから、【amethustos】が語源となり、アメジストという名前が付けられました。
アメジストの和名は「紫水晶」。
紫色の水晶であることから「紫水晶」と呼ばれます。

アメジストは射手座の守護石・星座石
アメジストは12星座の中でも射手座の守護石となっています。
星座の守護石は「星座石」と呼ばれます。
結婚17周年は紫玉婚式と呼ばれ、アメジストを贈ります
結婚25周年は銀婚式、結婚50年は金婚式と呼びますが、17回目の結婚記念日は「紫玉婚式(しぎょくこんしき)」と呼ばれます。
紫玉婚式の「紫玉」は紫色の宝石であるアメジストのことを指しています。
紫玉婚式には、贈り物としてアメジストを贈る習慣があります。
アメジストの主な産地
アメジスト(ウルグアイ鉱山産)×ダイヤモンドK18/PTペンダントトップ・フラヴィ ¥47,300 (税込)
アメジストの産地は
- ブラジル
- スリランカ
- マダガスカル
- 中央アフリカ
- ウルグアイ
- ザンビア
などが有名です。
アメジストの世界最大の産地はブラジルです。
日本でもアメジストは産出され、宮城県白石市や鳥取県が産地となっています。
鉱物としてのアメジスト
鉱物としてのアメジストは、ケイ酸塩化鉱物に分類され、二酸化ケイ素が主成分です。
鉱物としては「石英」であり、石英の中でも無色透明なものが「水晶」と呼ばれ、紫色の水晶が「アメジスト」と呼ばれます。
ガラスのような光沢があり、紫色といっても淡い紫から濃い紫まで幅広い色合いがあります。
アメジストの色
アメジストの紫色は、紫外線に長時間当てると色があせていきます。
アメジストを加熱すると色は黄色に変化して、宝石としては「シトリン」となります。
シトリンは11月の誕生石となっており、和名は黄水晶です。
また、アメジストにガンマ線と熱を当てると色は緑色に変化し、グリーンアメジスト(プラジオライト)と呼ばれます。
アメジストの種類・呼び名:ディープシベリアン、ローズ・ドフランス、アメトリン、プラシオライト
アメジストには色合いにより呼び名があります。
- 深い紫色のアメジストは、ディープシベリアン【Deep Siberian】
- 淡い紫色のアメジストは、ローズ・ド・フランス【Rose de France】
と呼ばれます。
アメジストは紫色の水晶ですが、一部が黄色(シトリン化している)になっているアメジストは、アメトリンと呼ばれます。
アメジストにガンマ線と熱を当てて緑色になったアメジストは、グリーンアメジスト(プラジオライト)となりますが、天然のプラジオライトもあります。
天然のプラジオライトの産出地は限られており、アメリカ合衆国・ブラジル・ポーランド・カナダのごく一部となっています。
見る角度によって色が変わるアメジストは、「カラーチェンジアメジスト」と呼ばれます。
アメジストの歴史
アメジストは旧約聖書の『出エジプト記』やギリシャ神話に登場するなど、歴史が古く、古来から人々に親しまれてきました。
高貴な紫色の宝石として崇められていたアメジスト
『出エジプト記』では高僧の胸当てに飾られる12の宝石の一つとして登場しています。
アメジストは地位の高い人が身につける宝石とされ、高貴な宝石とされてきました。
ギリシャ神話のアメジスト
ギリシャ神話では、月神アルテミスに仕えるアメシストという名の女性が登場します。
酒神バッカスの連れている虎に襲われた際に神に祈ったアメシストは純白の石に姿を変え、哀れに思った酒神バッカスがその石にぶどう酒を注ぐと、純白の石は紫色の水晶に変わったと言われています。
前述の通り、アメジストの名前の起源はギリシア語の【amethustos】(酔わせないの意味)が由来ともなっています。
古代ローマ帝国でも愛されてきたアメジスト
古代ローマの博物学者・政治家であったプリニウスが残した『博物誌』の中では、インド産の紫水晶が最高のモノであるという記述があります。
ローマ帝国のカラカラ帝(在位西暦209年~西暦217年)が彫刻されてたアメジストもあり、古代からアメジストは彫刻の素材として使われてきました。
このように、アメジストは歴史のある宝石であり、現代でも人々に親しまれています。
アメシストの宝石言葉・込められた意味
アメジスト×ブルートルマリン K18リング・ジョリー ¥86,900 (税込)
誕生石には宝石言葉があり、意味が込められています。
アメジストの宝石言葉・込められた意味は、
- 高貴
- 誠実
- 心の平和
- 愛情
です。
アメジストは高僧の胸飾りに使われるなど、地位の高い(高貴な)人が身につける宝石でした。
アメジストの語源は「酔わせない」であり、心の平和・平静さをもたらすとも言われます。
パワーストーンとしてのアメジストの効果
パワーストーンとしてのアメジストには、「心の平静さを保つ」効果があるとされ、荒れた心を鎮めて冷静さを取り戻してくれると言われます。
「酔わせない」の語源もあり、精神の安定の効果があります。
また、アメジストを身に着けていると「魔除け」になるとも言われています。
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まとめ
以上、2月の誕生石であるアメジストについて、
- 名前の由来・和名
- 鉱物としてのアメジスト
- アメジストの種類
- 歴史
- 宝石言葉
- パワーストーンとしての効果
紹介しました。
誕生石を選ぶ際の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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