新・2月の誕生石【クリソベリル・キャッツアイとは?】宝石言葉・意味・名前の由来・和名を解説!
新たに2月の誕生石に追加された、クリソベリルキャッツアイ。
猫の目のような輝きに魅了される方も多い宝石です。
- クリソベリルキャッツアイの名前の由来・和名
- 鉱物としての特徴
- キャッツアイ効果について
- クリソベリルキャッツアイの歴史
- クリソベリルキャッツアイの宝石言葉・意味・効果
を紹介します。
- 1. クリソベリルキャッツアイ【Chrysoberyl Cat’s Eye】の名前の由来・起源・和名
- 2. クリソベリルキャッツアイは2021年12月に新たに2月の誕生石として追加された宝石
- 3. クリソベリルキャッツアイが新たに2月の誕生石に追加された理由は「猫の日」
- 4. 鉱物としてのクリソベリルキャッツアイの特徴
- 5. キャッツアイ効果について
- 6. クリソベリルキャッツアイの産出地・高価とされるもの
- 7. クリソベリルキャッツアイの歴史
- 8. クリソベリルキャッツアイに込められた意味・宝石言葉・効果
- 9. 結婚39周年は「猫目石婚式」と呼ばれ、キャッツアイを贈ります
- 10. 誕生石・パワーストーン専門のネット通販もオススメ
- 11. まとめ
クリソベリルキャッツアイ【Chrysoberyl Cat’s Eye】の名前の由来・起源・和名
クリソベリルキャッツアイ【Chrysoberyl Cat’s Eye】の語源は、
- 黄金を意味するギリシャ語「Chrysos(クリソス)」
- ベリルを意味するギリシャ語「Beryllos(ベリロス)」
をあわせて「クリソベリル」と呼ぶことが由来です。
ベリルとは、ベリリウムを含む六角柱状の鉱物のことを指します。
そして、光の効果で猫の目のような模様が出る「キャッツアイ効果」を持つ宝石であることから、「クリソベリルキャッツアイ」と呼ばれます。
クリソベリルキャッツアイの和名は、「猫目石(ねこめいし)」または、「猫眼金緑石(ねこめきんりょくせき)」と呼ばれます。
クリソベリルキャッツアイは2021年12月に新たに2月の誕生石として追加された宝石
2021年12月20日、全国宝石卸商協同組合が63年ぶりに日本の誕生石を見直し、新たに追加されることが発表されました。
追加された誕生石は、
2月:クリソベリルキャッツアイ
3月:ブラッドストーン、アイオライト
4月:モルガナイト
6月:アレキサンドライト
7月:スフェーン
8月:スピネル
9月:クンツァイト
12月:タンザナイト、ジルコン
これにより、日本の誕生石一覧は以下となります。
1月:ガーネット
2月:アメシスト、クリソベリルキャッツアイ
3月:アクアマリン、珊瑚(さんご)、ブラッドストーン、アイオライト
4月:ダイヤモンド、モルガナイト
5月:エメラルド、翡翠(ひすい)
6月:真珠、ムーンストーン、アレキサンドライト
7月:ルビー、スフェーン
8月:ペリドット、サードオニキス、スピネル
9月:サファイア、クンツァイト
10月:オパール、トルマリン
11月:トパーズ、シトリン
12月:ターコイズ、ラピスラズリ、タンザナイト、ジルコン
他の月の誕生石については、関連記事:最新版【1月から12月の誕生石一覧】特徴・意味・宝石言葉・効果まとめ【追加の宝石も】あなたの誕生石は何?にて解説しています。
クリソベリルキャッツアイが新たに2月の誕生石に追加された理由は「猫の日」
クリソベリル・キャッツアイが2月の誕生石として選ばれた理由は、実は「猫の日」。
2月22日は日本の「猫の日」。2月17日はヨーロッパの多くの国が「猫の日」なのです。
⽇本で2⽉22⽇は「猫の⽇」、ヨーロッパの多くの国が2⽉17⽇を「World Cat Day」としている。この⽯は和名で猫⽬⽯と呼ばれており猫に関連すること、⽬がでるなど良い意味を含むことから2⽉の誕⽣⽯になった。
引用元:【全国宝⽯卸商協同組合 誕⽣⽯改訂 】A4サマリー版
関連記事:【猫の日】日本は2月22日!世界猫の日は8月8日・ヨーロッパ・アメリカ・ロシアにもあるぞ!【World Cat Day】
鉱物としてのクリソベリルキャッツアイの特徴
鉱物としてのクリソベリルキャッツアイは、金緑石(きんりょくせき)の変種にあたります。
金緑石の英語表記は【Chrysoberyl】(クリソベリル)。
主な成分は、ベリリウムと酸化アルミニウムです。
クリソベリルの中で、猫の目のような明るい光の筋(キャッツアイ効果)があるものを「クリソベリルキャッツアイ」と呼びます。
キャッツアイ効果について
クリソベリルキャッツアイといえば、猫の目のような明るい光の筋が特徴であり、魅力となっています。
この輝きは「キャッツアイ効果」と呼ばれるものです。
キャッツアイ効果は、宝石をカボションカットすると宝石の表面に猫の目のような明るい光の筋が現れるものです。
「シャトヤンシー」や「変彩効果」とも呼ばれます。
カボションカットとは、宝石のカット方法の一つで、石を丸い山形に整えて研磨し、石そのものの光沢や文様を活かすカット方法です。
クリソベリルのほかにも、トルマリン、アパタイト、オパールなどもキャッツアイ効果を持つ宝石として知られています。
クリソベリル自体は高価に扱われませんが、カボションカットを施してキャッツアイ効果が現れたものは「クリソベリルキャッツアイ」として高価な宝石として扱われます。
クリソベリルキャッツアイの産出地・高価とされるもの
クリソベリルキャッツアイの産出地は、ブラジルとスリランカです。
クリソベリルキャッツアイは、はちみつ色の地色に白くはっきりした目がでるものが高価になるとされています。
海外で好まれるクリソベリルキャッツアイのはちみつ色は、ブラウンに近い深みのある色です。
はちみつ色以外では、アップルグリーンのクリソベリルキャッツアイが好まれます。
クリソベリルキャッツアイの歴史
「クリソベリルをカボションカットしたら、キャッツアイ効果が現れた」ということが発見されたのは、近年のこと。
他の宝石と比べると、歴史は浅いといえます。
ブラジルで発見された石が、最初のクリソベリルキャッツアイとなったと言われています。
アメリカ合衆国・ワシントンDCのスミソニアン自然史博物館には、58.2カラットの「マハラニ・キャッツアイクリソベリル」が展示されています。
クリソベリルキャッツアイに込められた意味・宝石言葉・効果
クリソベリルキャッツアイの宝石言葉は、
●守護
●慈愛
があります。
邪気祓い・魔除けの効果があり、幸運を呼ぶとされます。
また、「キャッツアイ」の名と姿から「すべてを見抜く力」があるとされ、災いを避けて身を守ってくれる効果があるともされています。
キャッツアイ効果を持つ宝石はもともと希少性が高く、強いエネルギーを持っていると言われています。
「守護」や「慈愛」の宝石言葉やパワーストーンとしての効果から考えると、持ち主を守る力が強い宝石となることでしょう。
結婚39周年は「猫目石婚式」と呼ばれ、キャッツアイを贈ります
結婚25周年は銀婚式、結婚50周年は金婚式と呼ばれますが、結婚39週年は「猫目石婚式(ねこめいしこんしき)」と呼ばれます。
猫目石婚式には、記念の贈り物としてキャッツアイを贈るとされています。
結婚39周年の夫婦がお互いに贈り合ったり、お祝いのプレゼントとして贈る際にはクリソベリルキャッツアイを贈るのも良いでしょう。
その際は、意味や宝石言葉やも添えると、より特別なものとなりますよ!
誕生石・パワーストーン専門のネット通販もオススメ
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まとめ
今回は、2月の誕生石に新たに追加された宝石「クリソベリルキャッツアイ」について、
- クリソベリルキャッツアイの名前の由来・和名
- 鉱物としての特徴
- キャッツアイ効果について
- クリソベリルキャッツアイの歴史
- クリソベリルキャッツアイの宝石言葉・意味・パワーストーンとしての効果
を紹介してきました。
大切な人へのプレゼントに、または、ご自身が身につけるアクセサリーとして選ぶ際の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました
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