青色・水色の宝石まとめ【21石】和名・モース硬度・名前由来・特徴解説|サファイア・タンザナイト・アクアマリン・ブルーダイヤモンドなど

2023年4月14日

青・水色の宝石の文字と青と水色の宝石の画像

青色・水色の宝石を21種類、ピックアップしました。

それぞれの宝石の名前の由来、和名、基本情報(屈折率・分散度・モース硬度)、特徴を解説しています。

  • 屈折率⇒高いほど、輝きが強い
  • 分散度⇒高いほど、光が分散して、虹色にきらめくファイアが強い
  • モース硬度⇒傷のつきにくさ・引っかき傷に対する強さ(10段階中の数値)

⬇動画でも解説しています。

青・水色の石はたくさんありますが、その中でも宝石やジュエリーとして扱われることが多いものをピックアップしています。

宝石選びの参考にしてくださいね。

※屈折率・分散度・モース硬度は、計測する人や機器によってズレがあります。

①ブルーサファイア/Blue Sapphire

ブルーサファイア・マーキスカットをピンセットで掴んでいる画像

サファイアは、ダイヤモンド・ルビー・エメラルドとともに世界4大宝石に数えられる宝石のひとつです。

カラーストーンを代表する存在でもあります。

サファイアの名前の由来

名前の由来は、ラテン語で青色を意味するサッピルス、ギリシャ語で青色を意味するサピロス。

サファイアの和名

和名は、青玉(せいぎょく)、または、蒼玉(そうぎょく)。

サファイアの基本情報

ブルーサファイアのルース複数
数値
屈折率1.760-1.770
分散度0.018
モース硬度9
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サファイアは、輝きの強さを表す数値「屈折率」が高く、色の美しさと輝きの強さを兼ね備えています。

傷のつきにくさの指標「モース硬度」は「9」。

これは、ダイヤモンドの「10」に次ぐ数値で、傷がつきにくいことを表します。

サファイアは衝撃や薬品にも強いので、指輪・ネックレス・ピアスなどの普段遣いアクセサリーにも最適な宝石です。

サファイアは、9月の誕生石のひとつです。

続いて、サファイアの種類・呼び名を3つ紹介します。

コーンフラワーブルー

コーンフラワーブルーサファイアのルース
コーンフラワーブルーサファイアのルース

コーンフラワー(矢車草)の花の色に似た美しい色のサファイアで、ブルーサファイアの最高級品質とされます。

パキスタンとインドの国境地帯・カシミール地方で産出されるものが有名です。

ロイヤルブルーサファイア

ロイヤルブルーサファイア

深みのある濃い青色のサファイアで、コーンフラワーブルーと並ぶ、サファイアの最高級品質とされます。

ミャンマーで産出されるものが有名で、イギリス王室がミャンマー産のサファイアに与えた色名です。

イギリス王室御用達の宝石です。

スターサファイア

青(ブルー)のスターサファイア

スター効果と呼ばれる光の効果が現れたサファイアで、六条の星の模様があります。

スター効果は、針状のインクルージョンが反射する光によって生じます。

ちょっと見る角度を変えたり、光の当たり方によって光の筋が動いてみえるスターサファイア。

丸いドーム状に加工されたものが多いですが、カットされたルースとはまた違った美しさがありますよ!

②タンザナイト

タンザナイトのルース

ゾイサイトという鉱物の中でも、バナジウムを含み青から青紫色に発色したゾイサイトが「タンザナイト」と呼ばれます。

青が強いものから紫が強いものまで、そのカラーには幅があります。

色の美しさは格別で、人気が高い宝石です。

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タンザナイトの名前の由来

タンザナイトの宝石名は、原産地のタンザニアの名前にちなんでティファニー社がつけたものです。

鉱物名と和名

鉱物名はゾイサイト。

ゾイサイトはカラーバリエーションがあって、青や青紫の他にもグリーン・イエロー・ピンクなどさまざまな色があります。

ゾイサイトの和名は「灰簾石(かいれんせき)」です。

タンザナイトの基本情報

タンザナイトの指輪・正面
屈折率1.691-1.700
分散度0.030
モース硬度6-7

タンザナイトは1967年に発見された新しい宝石です。

青から青紫色の輝きには目を奪われてしまう美しさがあり、カラーストーンの中でも人気が高い宝石です。

③フォスフォフィライト

フォスフォフィライトの引用画像
画像出典:Elke Wetzig (Elya), CC BY-SA 3.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0, ウィキメディア・コモンズ経由で

淡いブルー、青緑色からミントグリーンのものもあるフォスフォフィライト。

レア中のレアな宝石です。

フォスフォフィライトの名前の由来

リンを意味する英語・フォスフォラスと、ギリシャ語で、植物の葉を意味するフィロンをあわせたもの。

フォスフォフィライトの和名

フォスフォフィライトの和名は「燐葉石(りんようせき)」です。

フォスフォフィライトの基本情報

屈折率1.59-1.62
分散度0.012
モース硬度3-3.5

\ フォスフォフィライトの色・価格の参考に /

フォスフォフィライトはモース硬度が低くて傷が入りやすく、もろくて欠けやすい性質があります。

ボリビアで発見された石で、レア中のレアといっても過言ではないほど、とても希少な宝石です。

漫画やアニメの「宝石の国」の主人公の名となった宝石で、知名度もあります。

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④グランディディエライト

グランディディエライトのルース

グランディディエライトは、青から青緑色の宝石です。

水色(ライトブルー)のものもよく見かけますが、ティールカラー(青緑)で色が濃く透明度が高いグランディディエライトほど高額になります。

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グランディディエライトの名前の由来

グランディディエライトの名前は、フランスの博物学者であるアルフレッド・グランディディエの名にちなんで付けられたものです。

グランディディエライトの和名

グランディディエライトの和名は「珪酸塩鉱グランディディエ」です。

グランディディエライトの基本情報

グランディディエライトのルース・青緑色の舗石
屈折率1.583-1.639
分散度強い
モース7

グランディディエライトは1902年にマダガスカルで発見された鉱物でしたが、宝石質のものが発見されたのは、2000年台に入ってからのこと。

2015年11月には、アメリカの経済誌・フォーブスで「世界で3番目に高価な宝石」として、1カラット250万円と紹介されました。

濃い青緑(ティールカラー)で透明度が高いものは高額ですが、水色に近い淡いブルーのグランディディエライトのルースは数千円からあります。

含有する鉄が多ければ多いほど、青く見えます。

グランディディエライトの青緑はなんとも言えない美しさがありますね。

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⑤パライバトルマリン

パライバトルマリンネックレストップ

パライバトルマリンは、10月の誕生石トルマリンの中でもネオンブルー~ネオングリーンのトルマリンです。

アレキサンドライト・パパラチアサファイアとともに「世界三大希少石」に数えられます。

パライバトルマリンの名前の由来

1987年にブラジルのパライバ州で発見され、その地名をとってパライバトルマリンと呼ばれています。

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パライバトルマリンの和名

パライバトルマリンの和名は「銅リチア電気石」です。

パライバトルマリンの基本情報

パライバトルマリンのルース・ネオンブルーからネオングリーン
屈折率1.624-1.644
分散度0.017
モース硬度7-7.5

採掘量が少なく、希少性の高さから「幻の宝石」という呼び名もある宝石で、世界三大希少石のひとつに数えられます。

1987年に発見されたパライバトルマリンは、宝石マーケットに登場した途端にものすごく高額な値段で取引されました。

美しさと希少性の高さから一気に人気が高まりましたが、ブラジル・パライバの鉱山のパライバトルマリンは採掘されつくされて枯渇してしまいました。

アフリカなどでもネオンブルーやネオングリーンのトルマリンが発見されていますが、パライバトルマリンの流通量自体が少なく貴重です。

⑥アクアマリン

アクアマリンのアクセサリー

アクアマリンは、水色の宝石として広く知られています。

3月の誕生石です。

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アクアマリンの名前の由来

名前は、ラテン語で水を意味する「アクア」と、海を意味する「マリン」をあわせたものです。

直訳すると「海の水」ということになりますが、アクアマリンは青く美しい海のような色をした宝石です。

アクアマリンの和名

アクアマリンの和名は「藍玉(らんぎょく)」または「水宝玉(すいほうぎょく)」です。

アクアマリンの基本情報

アクアマリンのルース・プリンセスカット
屈折率1.577-1.583
分散度0.014
モース硬度7.5-8

ベリル(緑柱石)の中でも、青い色のものがアクアマリンと呼ばれます。

海との関係が深く、マーメイドストーン・人魚石と呼ばれることも。

古くから、船乗りたちのお守りに使われてきました。

ろうそくの灯りでもキラキラ輝くことから、ヨーロッパの貴族たちはアクアマリンを「夜の女王」と呼びました。

マリー・アントワネットが愛した宝石としても知られています。

アクアマリンの中でも、深いブルーのものは「サンタマリア・アクアマリン」と呼ばれ、美しさと希少性から高価な宝石となっています。

⑦アイオライト

アイオライトルース複数

アイオライトは、青みがかったスミレ色をした宝石です。

青紫色がとても美しいです。

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アイオライトの名前の由来

アイオライトの名前は、ギリシア語の「すみれ色」と「石」を組み合わせたもの。

ギリシア語の“ion(スミレ色)”と“lithos(石)が元になっています。

鉱物名と和名

鉱物名は、コーディエライト。

コーディエライトの中で宝石質のものがアイオライトと呼ばれます。

和名は「菫(すみれ)」に「青」と「石」で「菫青石(きんせいせき)」です。

アイオライトの基本情報

アイオライト・菫青石のルース
屈折率1.53-1.57
分散度0.017
モース硬度7-7.5

アイオライトは北欧の民族バイキングたちが羅針盤代わりに使ったという言い伝えがあり「バイキングの羅針盤」という呼び名があります。

透明感があって、川底から採れることも多いので「ウォーターサファイア」と呼ばれることもあります。

多色性があり、角度を変えて見ると、青や紫から透明に見えることもあります。

日本では、2021年12月に、3月の誕生石に加えられた宝石です。

色がとても美しい宝石で個人的にも好きな宝石ですが、比較的お求めやすい価格のものが多いです。

「宝石に興味があるんだけど何を買ってみよかな・・・」と考えている方はアイオライトを探してみてはいかかがでしょうか?

⑧ブルートパーズ

ブルートパーズのルース

11月の誕生石トパーズの中でも、青色のトパーズです。

トパーズはカラーバリエーションが豊富で、黄色・オレンジ・青~水色・ピンク・赤などのカラーがあります。

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トパーズの名前の由来

トパーズの名前の由来は、

  • ギリシャ語で探し求めるという意味の「トパゾス」が語源という説、
  • サンスクリット語で「火」を意味するトパスが語源という説

があります。

トパーズの和名

トパーズの和名は、黄玉(おうぎょく)です。

「黄色い宝石」という意味ですが、トパーズは黄色以外にもカラーバリエーションが豊富な宝石です。

トパーズの基本情報

ブルートパーズ・スイスブルー
屈折率1.629-1.637
分散度0.014
モース硬度8

ブルートパーズは、青色の濃さによって、スカイブルー・スイスブルー・ロンドンブルーと、空の色に例えられた名前があります。

  • 淡いブルー⇒スカイブルートパーズ
  • 鮮やかなブルー⇒スイスブルートパーズ
  • 暗めの濃いブルー⇒ロンドンブルートパーズ

価格としては、同じサイズなら

  • 色が淡いスカイブルートパーズが一番安い
  • スイスブルートパーズは一段上の価格、
  • ロンドンブルートパーズがもう一段上の価格

となります。

カラーストーンの中でも、ブルートパーズの人気はかなり高いです。

⑨ラピスラズリ

ラピスラズリの鉱石

古代から青い宝石として崇められてきたラピスラズリ。

世界的ゲーム・マインクラフトにも登場し、子どもたちにも名前がよく知られています。

濃い青の中に白や金が散りばめられたラピスラズリは、美しい夜空のような宝石です。

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ラピスラズリの名前の由来

ラテン語で石を意味する「ラピス」、アラビア語で青を意味する「ラズリ」を組み合わせたもの。

ラピスラズリの和名

ラピスラズリの和名は「瑠璃(るり)」。

「瑠璃色の地球」の「琉璃」は、元はラピスラズリの色のことです。

ラピスラズリの基本情報

ラピスラズリのネックレス

ラピスラズリのモース硬度は、5-5.5。

傷にはちょっと気をつけたい宝石です。

ラピスラズリは最も歴史の古い宝石のひとつで、古くから「聖なる石・天空を象徴する石」として崇められてきました。

主成分はラズライト・きんせいせき(青金石)で、そこにソーダライト、アウイナイト、ノーズライトなど複数の鉱物が混合しています。

12月の誕生石のひとつです。

⑩ブルージルコン

ブルージルコンのルース3つ

カラーバリエーション豊富なジルコンの中でも、青色のジルコンです

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ジルコンの名前の由来

ジルコンの名前に由来には、

  • アラビア語のzaukun(ザルクン・赤を意味する)が由来といわれる説
  • 古代ペルシア語のzar(ザル・金を意味する)とgun(グン・色を意味する)の組み合わせという説

があります。

ジルコンの和名

ジルコンの和名は「風信子石(ヒヤシンス石)」です。

ジルコンの基本情報

淡いブルーのジルコン
淡いブルーのジルコン
屈折率1.925-1.984
分散度0.039
モース硬度7-7.5
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屈折率は数ある宝石の中でもトップレベル。

ジルコンは分散度も高く、輝きが強い宝石です。

光沢も、ダイヤモンドと同じ金剛光沢。

無色透明なジルコンは、ダイヤモンドによく似ています。

輝きの強さとカラーバリエーションの豊富さは、ジルコンの魅力です。

ジルコンは、44億年前にできたものが発掘されていて、地球最古の鉱物とされています。

日本では、2021年に12月の誕生石に加えられました。

⑪ブルーフローライト

ブルーフローライトのルース

青色のフローライトです。

フローライトの名前の由来

ラテン語で流れるを意味する「フルール」

フローライトの和名

蛍石(ほたるいし)

フローライトの基本情報

フローライト・青色のルース
屈折率1.433
分散度0.007
モース硬度4

フローライトは、カラーバリエーションの豊富さがトップクラス。

ブルーフローライトは、落ち着いたクリアブルーから深い青色のフローライトです。

モース硬度は4と低く、傷つきやすい宝石です。傷がつかないように取り扱いには注意しましょう。

⑫ベニトアイト

ベニトアイトの画像・パブリックドメイン
画像出典:Géry PARENT, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由

ベニトアイトは「アメリカ三大希少石」のひとつ。

輝きが強く、とても希少性が高い宝石です。

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ベニトアイトの名前の由来

ベニトアイトの名前の由来は、発見地のアメリカ合衆国・カリフォルニア州・サンベニトにちなんだものです。

ベニトアイトの和名

ベニトアイトの和名は、ベニト石です。

ベニトアイトの基本情報

屈折率1.757-1.804
分散度0.044
モース硬度6-6.5

ベニトアイトは、1907年に発見された宝石。

高い屈折率を持ち、分散度はダイヤモンドに匹敵するほど輝きが強い宝石です。

※分散度はダイヤモンドと同じ0.044です。

カリフォルニア州サンベニトのディアブロ鉱山でしか採掘されませんが、その鉱山も2005年に閉山してしまいました。

レッドベリル・ロードクロサイトとともに、「アメリカ三大希少石」のひとつに数えられる宝石です。

⑬カイヤナイト

カイヤナイトのルース

カイヤナイトは、深いブルーが美しい宝石です。

カイヤナイトの名前の由来

ギリシャ語でダークブルーを意味する「カイアノス」が由来です。

カイヤナイトの和名

カイヤナイトの和名は「藍晶石(らんしょうせき)」です。

カイヤナイトの基本情報

カイヤナイトのルース
屈折率1.715-1.731
分散度0.020
モース硬度4-7.5

カイヤナイトは深いブルーの宝石で、サファイアと見間違うほどの美しさを持った宝石です。

発色する成分も鉄とチタンで、ブルーサファイアと同じです。

結晶の方向によって、硬度が異なり、特定の方向に割れやすい性質も持っています。

⑭アウイナイト

アウイナイト(アウイン)の画像・パブリックドメイン
LL cool nick, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で

アウイナイトは「アウイン」の別名で呼ばれることもあります。

産出量は少ないですが、独特の美しい青色のアウイナイトは人気がある宝石です。

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アウイナイトの名前の由来

フランスの結晶学者、ルネ=ジュスト・アユイの名にちなんだもの。

アウイナイトの和名

アウイナイトの和名は「藍方石・藍宝石(らんぽうせき)」です。

アウイナイトの基本情報

アウイナイト(アウインのルース)
屈折率1.49-1.51
モース硬度5.5-6

アウイナイトは産出地がドイツのアイフェル地方に限られ、産出量も少ない希少石。

美しい色と透明感・希少石の高さから、人気が高い宝石です。

同じ重さなら、ダイヤモンド並の値段が付けられることもあります。

アウイナイトの独特の青は、惹きつけられる美しさがあります。

ラピスラズリを構成する鉱物のひとつでもあります。

⑮ブルーアパタイト

ブルーアパタイトのルース

カラーバリエーションが豊富なアパタイト。

その中でも、青いものがブルーアパタイトです。

ネオンブルーのアパタイトはパライバトルマリンのような美しいカラーが魅力です。

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アパタイトの名前の由来

アパタイトの名前の由来は、ギリシャ語で「惑わす・だます」の意味の「アパタオ」。

これは、他の鉱物と見誤ることが多く、混同されてきたことが由来です。

アパタイトの和名

アパタイトの和名は、「燐灰石(りんかいせき)」です。

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アパタイトの基本情報

ブルーアパタイトの原石
屈折率1.624-1.646
分散度0.013
モース硬度5

ブルーアパタイトは、さわやかな青・ネオンブルーの色の宝石。

透明感のある輝きがとても美しい宝石です。

モース硬度5の標準鉱物でもあります。

⑯ユークレース/Euclase

ユークレースの引用画像
画像出典:Rob Lavinsky, iRocks.com – CC-BY-SA-3.0, CC BY-SA 3.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0, ウィキメディア・コモンズ経由で

ユークレースは、薄い青から濃い青色の宝石。

無色透明や緑色のものもあります。

ユークレースの名前の由来

名前は、ギリシャ語の「簡単に割れる」という意味の言葉が語源です。

和名はありません。

ユークレースの基本情報

屈折率1.652-1.672
分散度0.016
モース硬度6.5-7.5

欠けやすく、非常に割れやすい性質があります。

ユークレースは加工することが難しく、カットされた宝石やジュエリーとなるものは少なくレアです。

色が美しく、希少性も高い宝石です。

レアストーン好きの方は欲しい方が多いのではないでしょうか。

⑰ラリマー

ラリマーの球

ラリマーは、カリブの空と海の水面のような色と模様がある宝石です。

ラリマーの名前の由来

1974年にドミニカ共和国で発見され、

  • 現地の宝石商の娘の名前・ラリッサ
  • 海を意味するスペイン語のマール

を組み合わせた名前がつけられました。

鉱物名と和名

鉱物名は、ブルーペクトライト、

和名は、ソーダ珪灰石。

ラリマーの基本情報

ラリマーのブレスレット
屈折率1.60-1.63
モース硬度4.5-5

ラリマーはドミニカ共和国の国石で、アトランティスストーン、ドルフィンストーンといった別名もあります。

世界三大ヒーリングストーンのひとつで、愛と平和を象徴する石です。

海の水面がそのまま石になったようなラリマーには、惹きつけられる美しさがあります。

⑱ターコイズ

ターコイズ(トルコ石)の指輪とネックレス

ターコイズは、最も長い歴史をもつ宝石のひとつです。

ターコイズの名前の由来

名前は、トルコ経由でヨーロッパに広がったことから、トルコの石「ターコイズ」と呼ばれた説があります。

ターコイズの和名

ターコイズの和名は「トルコ石」です。

ターコイズの基本情報

ターコイズ・マトリクスあり
屈折率1.61-1.65
モース硬度5-6

ターコイズは数千年も前からアクセサリーに使われてきた「最も古い宝石」のひとつ。

含む成分に銅が多いと青みが強く、鉄が多いと緑が強くなります。

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アメリカのスリーピングビューティー鉱山から産出される「スリーピングビューティーターコイズ」が最高級品質とされています。

スリーピングビューティーターコイズは、色が美しくターコイズ特有の模様がほとんどありません。

すでに鉱山が閉山されており、新たにスリーピングビューティーターコイズが産出されることはありません。

⑲ブルースピネル

コバルトブルースピネル

カラーバリエーションが豊富な中でも、青色のスピネルです。。

スピネルの名前の由来

スピネルの結晶が八面体で、その先端が尖っていることから、ラテン語で「トゲ」を意味する「スピナ」が由来。

スピネルの和名

スピネルの和名は「尖晶石(せんしょうせき)」です。

スピネルの基本情報

屈折率1.717
分散度0.020
モース硬度8

鉄を多く含み、青く発色したものは「ブルースピネル」、コバルトを多く含み、より鮮やかで濃いブルーのものは「コバルトスピネル」と呼ばれます。

スピネルは輝きが強く美しい宝石で、豊富なカラーバリエーションも魅力です。

スピネルは、2021年に8月の誕生石に加えられました。

⑳インディコライト

インディコライトの引用画像・パブリックドメイン
画像出典:Géry PARENT, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で

様々な色があるトルマリンの中で、濃い青色から緑がかった青色のものが「インディコライト」と呼ばれます。

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インディコライトの名前の由来

インディゴとして知られる青い染料が採れる植物の名前「インディカム」に由来します。

インディコライトの和名

インディコライトの和名は「藍電気石(あいでんきせき)」。

トルマリンは加熱すると電気を帯びる性質があることから、「電気石」という和名が付けられています。

青いトルマリンのインディコライトは、藍色の電気石なので和名は「藍電気石」です。

インディコライトの基本情報

屈折率1.624-1.644
分散度0.017
モース硬度7.5

※数値はトルマリン全般のものです

トルマリンの中でも、見る角度によって色が変わって見える「多色性」が強い種類のもの。

インディコライトの中でも、濃い青色のものは特に希少性が高いです。

色のバリエーションが多いトルマリンの中でも、パライバトルマリンに次いで高い評価を受けます。

㉑ブルーダイヤモンド

ブルーダイヤモンドのルース

ダイヤモンドは、無色透明の他にもカラーバリエーションがあって、ファンシーカラーダイヤモンドと呼ばれます。

その中でも、青い色のダイヤモンドがブルーダイヤモンドです。

ダイヤモンドの名前の由来

ダイヤモンドの名前は「征服されざるもの・何よりも強い・無敵」を意味するギリシャ語の「アダマス」が語源です。

ダイヤモンドの和名

ダイヤモンドの和名は「金剛石(こんごうせき)」です。

ダイヤモンドの基本情報

屈折率2.417
分散度0.044
モース硬度10

アメリカ・スミソニアン博物館の中のひとつ、国立自然史博物館所蔵のホープダイヤモンドは、45.52カラットのブルーダイヤモンド。

その大きさ、美しさと逸話から、世界で最も有名な宝石のひとつです。

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最後に

今回は、青色・水色の宝石を21石、ピックアップして紹介しました。

宝石や天然石を選ぶ際の参考になれば嬉しいです。

ピックアップした宝石、順番については、私個人の主観によるものです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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