月の周りに光の輪!月暈(つきがさ・げつうん)は幸せ・幸運の前兆!天気にまつわる言い伝えもある!
夜、外に出たら月のまわりに光の輪が見える。
そんなお月さま、見たことありますか?
月の周りに光の輪が見える現象には、名称と言い伝えがあるんです。
この記事でわかること
- 月の周りに光の輪が見える現象は月暈(つきがさ・げつうん)
- 月暈には「幸せの前兆・幸運の訪れ」という言い伝えがある
- 月暈が現れると「天気は下り坂」「雨が降る」と言われる
- 暈(かさ)は太陽や月のまわりに光の輪が現れる現象で「ハロ」とも呼ばれる
- 満月の周辺の日には月暈を見ることができるかも
月の周りに光の輪。月暈(つきがさ・げつうん)と呼ばれる現象
とても明るくてきれいな満月が出ていた翌日。
満月(十五夜)の次の日の月は十六夜(いざよい)です。
そんな十六夜の月、霞がかった雲がかかる月のまわりに、うっすらと光の輪が見えました。

幻想的でキレイ…。
月のまわりに光の輪が見えるなんて、初めてのことです。
スマホで撮影したけれど、写真ではほんとにうっすらしか光の輪が見えない…。
実際はもっとはっきり見えました。
この月のまわりに光の輪が見える現象は、
月暈(つきがさ・げつうん)
と呼ばれるもの。
初めてみたこの幻想的な光景、妻も呼んで二人で見ました。
月暈の言い伝え①「幸せの前兆・幸運の訪れ」
月暈には言い伝えがあって、
「幸せの前兆、幸運が訪れる」
と言われています。
正直、そんな言い伝えがあることを知ってテンションが上りました。
今まで自分の人生の中で、今回始めて月暈を見ました。
見ることができて超ラッキー。そして嬉しい!
自分に幸運が、訪れるかもしれない…。
(うっすらだったので、小さな幸せかもしれないけど。)
月暈の言い伝え②「天気が下り坂」「雨が降る」
月暈には「幸運・幸せの前兆」の他にも言い伝えがあります。
それは、
「雨が降る」
「天気が下り坂」
ということ。
実際に月暈を見た次の日の午後、ホントに言い伝えの通りに天気は雨になりました。
調べてみると、暈(かさ)は雲を作っている氷晶(氷の結晶)を光が通る際に屈折することで発生するようです。
「雨を降らせる低気圧や前線が近づいて来ているので、薄い雲が発生している」→「天気は下り坂・雨が降る」というメカニズムとなっています。
暈は雲を形成する氷晶がプリズムとしてはたらき、太陽や月からの光が氷晶の中を通り抜ける際に屈折されることで発生する。
情報源: 暈 - Wikipedia
この言い伝えは、先人たちの経験による「知恵」によるものですね!
暈(かさ)は太陽や月のまわりに光の輪が現れる現象で「ハロ」とも呼ばれる
この暈(かさ)は月だけでなく、太陽にもできるようです。
暈(かさ、halo、ハロー、ハロ、ヘイロー)とは、太陽や月に薄い雲がかかった際にその周囲に光の輪が現れる大気光学現象のことである。
特に太陽の周りに現れたものは日暈(ひがさ、にちうん)、月の周りに現れたものは月暈(つきがさ、げつうん)という。
虹のようにも見えることから白虹(はっこう、しろにじ)ともいう。
引用元: 暈 - Wikipedia
太陽のまわりに光の輪ができれば「日暈(ひがさ、にちうん)」。
月のまわりに光の輪ができれば「月暈(つきがさ、げつうん)」。
太陽に比べて月は光量が少ないので、月のまわりに光の輪ができることは珍しいようです。

月の場合は、満月やその前後に月暈が現れることがあるとのこと。
珍しい現象を見ることができたので、言い伝えの通り幸せが訪れますように。
関連記事:【レア現象】真上の空に逆さ虹=環天頂アーク。幸運・幸せの前兆?地震の予兆?
満月の周辺の日には月暈(つきがさ・げつうん)が見られるかも
月齢月の満ち欠けカレンダー 2022 /誠文堂新光社/天文ガイド編集部
自然現象ですので必ず発生するとは限りませんが、満月の日・満月に近い日には月暈を見ることができる可能性が高まります。
月の満ち欠けカレンダーがあると、満月の日はすぐわかります。
参考までに2022年(令和4年)の満月の日付を載せておきます。
2022年(令和4年)の満月はいつ?日付一覧
1月の満月:1月18日
2月の満月:2月17日
3月の満月:3月18日
4月の満月:4月17日
5月の満月:5月16日
6月の満月:6月14日
7月の満月:7月14日
8月の満月:8月12日
9月の満月:9月10日
10月の満月:10月10日
11月の満月:11月8日
12月の満月:12月8日
ひと月の間に2回ある満月の2回目はブルームーンと呼ばれ、ブルームーンを見ると「幸せが訪れる」と言われています
ひと月の間に2回ある満月の2回目は「ブルームーン」と呼ばれ、ブルームーンを見ると「幸せが訪れる」と言われています。
2020年10月は満月が2回あり、2回目の満月(10月31日の満月)はブルームーンでした。
ブルームーンの日に月暈・月がさを見ることができたら最高ですね。
関連記事:【英語での満月の名前・呼び名】1月~12月一覧・名前の由来【満月はいつ?2021・2022】
4重の月暈(げつうん・つきがさ)
スペインのマドリード近郊で、4重の月暈(げつうん・つきがさ)が撮影されたものがあります。
冬の夜空に輝く月と月暈がとても美しい現象です。
参考:非常に珍しい月の4重ハロー。さらに何重もの幸運に恵まれた冬空の光景|sorae
終わりに:満月の日の周辺の夜は、夜空を見上げてみてはいかかでしょうか
満月の日が近くなったら、夜空を見上げてみてはいかかでしょうか。
月の周りに光の輪があれば、それがつきがさ・げつうんです。
月の周りが虹色に光っていたら、月光冠(げっこうかん)と呼ばれる現象だと考えられます。
関連記事:【幻想的】月の周りが虹色!月光冠を見ると幸せが訪れる
僕は「満月を見ながら月の光を浴びるのも良いだなぁ」と月暈を見てから思うようになりました。
以上、月暈についての紹介でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません