月の周りに光の輪!月暈(つきがさ・げつうん)は幸せ・幸運の前兆!天気にまつわる言い伝えもある!

2017年10月6日

月の周りに光の輪・月暈の画像・アイキャッチ

夜、外に出たら月のまわり光の輪が見える。

そんなお月さま、見たことありますか?

月の周りに光の輪が見える現象には、「名称と言い伝え」があるんです。

この記事でわかること
  • 月の周りに光の輪が見える現象は月暈(つきがさ・げつうん)
  • 月暈には「幸せの前兆・幸運の訪れ」という言い伝えがある
  • 月暈が現れると「天気は下り坂」「雨が降る」と言われる
  • 暈(かさ)は太陽や月のまわりに光の輪が現れる現象で「ハロ」とも呼ばれる
  • 満月の周辺の日には月暈を見ることができるかも

今回は「月暈(つきがさ・げつうん)」について紹介します。

月の周りに光の輪。月暈(つきがさ・げつうん)と呼ばれる現象

とても明るくてきれいな満月が出ていた翌日。

満月(十五夜)の次の日の月は十六夜(いざよい)です。

そんな十六夜の月、霞がかった雲がかかる月のまわりに、うっすらと光の輪が見えました。

月の周りに光の輪(月暈)
よーく見ると、うっすらと光の輪がある

幻想的でキレイ…。

月のまわりに光の輪が見えるなんて、初めてのことです。

スマホで撮影したけれど、写真ではほんとにうっすらしか光の輪が見えない…。

実際はもっとはっきり見えました。

この月のまわりに光の輪が見える現象は、

月暈(つきがさ・げつうん)

と呼ばれるもの。

初めてみたこの幻想的な光景、妻も呼んで二人で見ました。

月暈の言い伝え①「幸せの前兆・幸運の訪れ」

月暈には言い伝えがあって、

幸せの前兆、幸運が訪れる

と言われています。

正直、そんな言い伝えがあることを知ってテンションが上りました。

今まで自分の人生の中で、今回始めて月暈を見ました。

見ることができて超ラッキー。そして嬉しい!

自分に幸運が、訪れるかもしれない…。

(うっすらだったので、小さな幸せかもしれないけど。)

月暈の言い伝え②「天気が下り坂」「雨が降る」

月暈には「幸運・幸せの前兆」の他にも言い伝えがあります。

それは、

✪「雨が降る

✪「天気が下り坂

ということ。

実際に月暈を見た次の日の午後、ホントに言い伝えの通りに天気は雨になりました。

調べてみると、暈(かさ)は雲を作っている氷晶(氷の結晶)を光が通る際に屈折することで発生するようです。

「雨を降らせる低気圧や前線が近づいて来ているので、薄い雲が発生している」

「天気は下り坂・雨が降る」

というメカニズムとなっています。

暈は雲を形成する氷晶がプリズムとしてはたらき、太陽や月からの光が氷晶の中を通り抜ける際に屈折されることで発生する。

情報源: 暈 - Wikipedia

この言い伝えは、先人たちの経験による「知恵」によるものですね!

暈(かさ)は太陽や月のまわりに光の輪が現れる現象で「ハロ」とも呼ばれる

日暈・日暈・太陽の周りに光の輪
日暈・日暈(太陽の周りに光の輪)

この暈(かさ)は月だけでなく、太陽にもできるようです。

暈(かさ、halo、ハロー、ハロ、ヘイロー)とは、太陽や月に薄い雲がかかった際にその周囲に光の輪が現れる大気光学現象のことである。

特に太陽の周りに現れたものは日暈(ひがさ、にちうん)、月の周りに現れたものは月暈(つきがさ、げつうん)という。

虹のようにも見えることから白虹(はっこう、しろにじ)ともいう。

引用元: 暈 - Wikipedia

太陽のまわりに光の輪ができれば「日暈(ひがさ、にちうん)」。

のまわりに光の輪ができれば「月暈(つきがさ、げつうん)」。

「ハロ」とも呼ばれる現象です。

太陽に比べて月は光量が少ないので、月のまわりに光の輪ができることは珍しいようです。

月運・つきがさ・ハロ

月の場合は、満月やその前後に月暈が現れることがあるとのこと。

珍しい現象を見ることができたので、言い伝えの通り幸せが訪れますように。

関連記事:【レア現象】真上の空に逆さ虹=環天頂アーク。幸運・幸せの前兆?地震の予兆?

満月の周辺の日には月暈(つきがさ・げつうん)が見られるかも・2023年満月カレンダー

月とうさぎ・お月見のイメージ

自然現象ですので必ず発生するとは限りませんが、満月の日・満月に近い日には月暈を見ることができる可能性が高まります。

月の満ち欠けカレンダーがあると、満月の日はすぐわかります。

参考までに2024年(令和6年)の満月の日付を載せておきます。

2023年(令和5年)の満月カレンダー(いつ?日付一覧)

1月の満月1月26日
2月の満月2月24日
3月の満月3月25日
4月の満月4月24日
5月の満月5月23日
6月の満月6月22日
7月の満月7月21日
8月の満月(1回目)8月20日
9月の満月9月18日
10月の満月10月17日
11月の満月11月16日
12月の満月12月15日

満月には〇〇ムーンといった名前(呼び名)があります

満月にはピンクムーン、フラワームーンといった名前が付けられています。

6月の満月はストロベリームーンと呼ばれます。

各月の満月の名前については【保存版】満月の呼び名・名前一覧・由来【英語・〇〇ムーン】2023年満月カレンダー・いつ?で詳しく解説しています。

ひと月の間に2回ある満月の2回目は「ブルームーン」と呼ばれ、ブルームーンを見ると「幸せが訪れる」と言われています

満月のイメージ画像

ひと月の間に2回ある満月の2回目は「ブルームーン」と呼ばれ、ブルームーンを見ると「幸せが訪れる」と言われています。

2020年10月は満月が2回あり、2回目の満月(10月31日の満月)はブルームーンでした。

ブルーという名前がついていますが、月が青くなるわけではありません。

2023年8月はブルームーンがありました。

2023年8月は

  • 8月2日
  • 8月31日

の2回、満月を見ることができます。

およそ3年ぶりのブルームーンを見ることができました。

4重の月暈

スペインのマドリード近郊で、4重の月暈(げつうん・つきがさ)が撮影されたものがあります。

冬の夜空に輝く月と月暈がとても美しい現象です。

参考:非常に珍しい月の4重ハロー。さらに何重もの幸運に恵まれた冬空の光景|sorae

月に関連する宝石・月の光が宿る石「ムーンストーン」

ムーンストーン・月に関連する宝石

ムーンストーンは白色や乳白色の宝石で、シラー効果で青く輝きます。

白や青い光沢が月光に見立てられることから、ムーンストーンと呼ばれます。

ムーンストーンは古代から「月の光が宿る石」と呼ばれ「幸運の石」として扱われました。

月暈の言い伝えにあやかって、ムーンストーンを身に着けてると幸運が訪れるかもしれませんね。

ムーンストーンについては『【ムーンストーンの特徴と魅力】意味・宝石言葉・効果【6月誕生石】別名は月の光が宿る石・愛を伝える石・恋人たちの石』の記事で詳しく解説しています。

ムーンストーンは6月の誕生石

6月の誕生石・パール(真珠】・アレキサンドライト・ムーンストーン

ムーンストーンは「6月の誕生石」としても広く知られています。

6月の誕生石は、

  • パール(真珠
  • ムーンストーン
  • アレキサンドライト

の3つが定められています。

真珠も「月のしずく」と呼ばれる宝石です。

誕生石については最新版【1月から12月の誕生石一覧】特徴・意味・宝石言葉・効果まとめ【追加の宝石も】あなたの誕生石は何?で詳しく解説しています。

終わりに:満月の日の周辺の夜は、夜空を見上げてみてはいかかでしょうか

月運・つきがさ・光の輪と建物

満月の日が近くなったら、夜空を見上げてみてはいかかでしょうか。

月の周りに光の輪があれば、それがつきがさ・げつうんです。

月の周りが虹色に光っていたら、月光冠(げっこうかん)と呼ばれる現象だと考えられます。

関連記事:【幻想的】月の周りが虹色!月光冠を見ると幸せが訪れる

僕は「満月を見ながら月の光を浴びるのも良いだなぁ」と月暈を見てから思うようになりました。

以上、月暈についての紹介でした。

関連記事:【なぜ赤い?】皆既月食のしくみ・部分月食との違い・ブラッドムーンとは?

月食についての記事もあります。

2021年11月9日の皆既月食の様子も紹介していますので、あわせて読んでみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。