夜、外に出たら月のまわりに光の輪が見える。
そんなお月さま、見たことありますか?
月の周りに光の輪が見える現象には、名称と言い伝えがあるんです。
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目次
月の周りに光の輪。月暈(つきがさ・げつうん)と呼ばれる現象
2017年の中秋の名月は10月4日。
とても明るくてきれいな満月が出ていました。
その次の日の10月5日、満月の次の日は、
十六夜(いざよい)
そんな十六夜の月、霞がかった雲がかかる月のまわりに、うっすらと光の輪が見えました。

よーく見ると、うっすらと光の輪がある
幻想的でキレイ…。
月のまわりに光の輪が見えるなんて、初めてのことです。
スマホで撮影したけれど、写真ではほんとにうっすらしか光の輪が見えない…。
実際はもっとはっきり見えました。
この月のまわりに光の輪が見える現象は、
月暈(つきがさ・げつうん)
と呼ばれるもの。
初めてみたこの幻想的な光景、嫁さんも呼んで二人で見ました。
月暈の言い伝え「幸せの前兆・幸運の訪れ」
月暈には言い伝えがあって、
「雨が降る」
「天気が下り坂」
ということと、
幸せの前兆、幸運が訪れる
というもの。
正直、そんな言い伝えがあることを知ってテンションが上りました。
今まで自分の人生の中で、今回始めて月暈を見ました。
自分に幸運が、訪れるかもしれない…。
うっすらだったので、小さな幸せかもしれない。
暈(かさ)は太陽や月のまわりに光の輪が現れる現象
この暈(かさ)は月だけでなく、太陽にもできるようです。
暈(かさ、halo、ハロー、ハロ、ヘイロー)とは、太陽や月に薄い雲がかかった際にその周囲に光の輪が現れる大気光学現象のことである。特に太陽の周りに現れたものは日暈(ひがさ、にちうん)、月の周りに現れたものは月暈(つきがさ、げつうん)という。虹のようにも見えることから白虹(はっこう、しろにじ)ともいう。
引用元: 暈 - Wikipedia
太陽のまわりに光の輪ができれば「日暈(ひがさ、にちうん)」
月のまわりに光の輪ができれば「月暈(つきがさ、げつうん)」
太陽に比べて月は光量が少ないので、月のまわりに光の輪ができることは珍しいようです。
月の場合は、満月やその前後に月暈が現れることがあるとのこと。
珍しい現象を見ることができたので、言い伝えの通り幸せが訪れますように。
満月の周辺の日には月暈(つきがさ・げつうん)が見られるかも
満月の前後2〜3日の間の夜はつきがさ・げつうんを見ることができるかもしれません。
自然現象ですので必ず発生するとは限りませんが、満月の日・満月に近い日には月がさ・げつうんを見ることができる可能性が高まります。
月の満ち欠けカレンダーがあると、満月の日はすぐわかります。
2020年の満月の日の一覧
2020年の満月の日を紹介しておきます。
2020年1月の満月は1月10日。
2月の満月は2月9日。
3月の満月は3月10日。
4月の満月は4月8日。
5月の満月は5月7日。
6月の満月は6月6日。
7月の満月は7月5日。
8月の満月は8月4日。
9月の満月は9月2日。
10月の満月は10月2日と10月31日の2回。
11月の満月は11月30日。
12月の満月は12月30日。
2020年の10月は満月が2回あります。
ひと月の間に2回ある満月の2回目はブルームーンと呼ばれ、ブルームーンを見ると「幸せが訪れる」と言われています。
2020年10月31日の満月はブルームーンです。
ブルームーンの日に月暈・月がさを見ることができたら最高ですね。
関連記事:満月の名前・呼び方(英語)まとめ。由来・満月の日付・名前一覧【2020・2021】
終わりに:満月の日の周辺の夜は、夜空を見上げてみてはいかかでしょうか
満月の日が近くなったら、夜空を見上げてみてはいかかでしょうか。
月の周りに光の輪があれば、それがつきがさ・げつうんです。
月の周りが虹色に光っていたら、月光冠(げっこうかん)と呼ばれる現象だと考えられます。
満月を見ながら月の光を浴びるのも良いものです。