6月誕生石「アレキサンドライト」意味・宝石言葉・効果・歴史・別名を徹底解説【色が変わる宝石】
新たに6月の誕生石に加わったアレキサンドライト。
アレキサンドライトは「皇帝の宝石」の呼び名があり、「世界4大宝石に次ぐ宝石」とも言われます。
世界4大宝石(ダイヤモンド・ルビー・サファイア・エメラルド)とアレキサンドライトの5石で「世界5大宝石」とも呼ばれることも。
「世界三大希少石」のひとつに挙げられるほど希少価値が高い宝石です。
- アレキサンドライトの特徴
- 歴史と名前の由来
- アレキサンドライトに込められた意味・宝石言葉・効果
- アレキサンドライトの価値
今回は「アレキサンドライト」を徹底解説していきます。
アレキサンドライトの魅力と特徴【色が変わる宝石・別名は皇帝の宝石】
アレキサンドライトは「色が変わる宝石」として知られています。
「昼はエメラルド、夜はルビー」と表現されることもあり、光の当たり方で色が変わる「変色効果」という性質を持った宝石です。
変色効果はアレキサンドライトの魅力であり、他の宝石とは違う特徴でもありますね。
天然石のアレキサンドライトは産出量が少なく希少価値の高い宝石で、「世界三大希少石」のひとつに挙げられています。
アレキサンドライト・パライバトルマリン・パパラチアサファイア
色の変化がハッキリしているアレキサンドライトは高く評価され、高値がつきます。
アレキサンドライトは別名「皇帝の宝石」とも呼ばれる宝石です(※詳しくは宝石名の由来のところで解説します)。
特別な性質「変色効果」や希少価値の高さから、アレキサンドライトは人気のある宝石です。
人気のあるジュエリーといえばダイヤモンドと真珠(パール)が有名ですが、アレキサンドライトはジュエリーショップの人気ランキングでもダイヤモンドや真珠とともにランクインしています。
アレキサンドライトは6月の誕生石に新たに追加されたことでも、注目が高まっていますね。
新たに6月の誕生石となったアレキサンドライト・追加された理由は?
現在、6月の誕生石には「真珠・ムーンストーン・アレキサンドライト」の3石が選ばれています。
アレキサンドライトは2021年12月の誕生石改訂により「新たな6月の誕生石」となりました。
アレキサンドライトが6月の誕生石に選ばれた理由は、「現在のアメリカ合衆国の誕生石にならった」ことによるものです。
日本の誕生石は1958年(昭和33年)にアメリカの誕生石をベースに定められました。
日本の誕生石には日本人に馴染み深い翡翠や珊瑚も選ばれ、アメリカの誕生石と全く一緒というわけではありません。
2021年12月、63年ぶりに日本の誕生石が改訂され、アレキサンドライトは日本でも6月の誕生石に選ばれました。
⽇本の誕⽣⽯のベースになったジュエラーズ・オブ・アメリカの現在の誕⽣⽯から、新しい誕⽣⽯として追加となった。
引用元:【全国宝⽯卸商協同組合 誕⽣⽯改訂 】A4サマリー版
アレキサンドライトの歴史・宝石名の由来
アレキサンドライトは、1830年にロシア・ウラル山脈のエメラルド鉱山で発見されました。
発見された当初は緑色の原石であったため、エメラルドだと思われたその原石は、ロウソクの灯りに照らすと赤色に変わりました。
その石は、「世にも奇妙な色が変わる宝石」として、当時のロシア皇帝ニコライ1世に献上されました。
その日が皇太子アレクサンドル2世の12歳の誕生日であったことから、アレキサンドライトという名前が付けられたと言われています。
ロシア皇帝に献上され、次期皇帝の名を冠したため、アレキサンドライトは「皇帝の宝石」という別名もあります。
また、緑と赤はロシア国旗に使われる色のため、ロシア国内で称賛されたという話もあります。
アレキサンドライトの主な産地
アレキサンドライトの主な産地は、「ロシア、ブラジル、スリランカ、インド、タンザニア、マダガスカル」などがあります。
ロシア・ウラル山脈のものは質が高いとされていますが、数が少なく、すでに枯渇しているともいわれます。
ブラジルでも高品質のアレキサンドライトが採掘されます。
アレキサンドライトは採掘量が少なく、大きな塊も少ないため、天然石のアレキサンドライトは希少価値が高い宝石です。そのことから「宝石の王様」と呼ばれています。
世界4大宝石に次ぐ宝石、アレキサンドライトも含めて世界5大宝石とも呼ばれることも
アレキサンドライトは希少価値が高く、宝石として高値で取引されます。
宝石の中でも価値も人気の高い「ダイヤモンド・ルビー・サファイヤ・エメラルド」の4石は「世界4大宝石」と呼ばれますが、アレキサンドライトは「世界4大宝石に次ぐ宝石」とされています。
「ダイヤモンド・ルビー・サファイヤ・エメラルド」+「アレキサンドライト」=「世界5大宝石」と呼ばれます。
それだけ価値があり、人気のある宝石だということがわかりますね。
価値の高さの具体例として挙げると、楽天市場で「アレキサンドライト」を見ると「3,250万円のアレキサンドライトの指輪」がありました。
アレキサンドライトの鉱物的特徴:変種のクリソベリル
アレキサンドライトは、鉱物としては「クリソベリル(金緑石)」に分類されます。
変種のクリソベリルで、「変色効果を持つクリソベリル(金緑石)」が「アレキサンドライト」となります。
クリソベリルの中でも、猫の目のような光の筋(キャッツアイ効果)を持つものは、クリソベリルキャッツアイという宝石として扱われます。
クリソベリルキャッツアイは2月の誕生石です。
アレキサンドライトは、鉱物としてはクリソベリルキャッツアイと同じものです。
アレキサンドライトでもキャッツアイ効果を持つ「アレキサンドライトキャッツアイ」があり、変色効果とキャッツアイ効果を併せ持つアレキサンドライトキャッツアイはとても希少で高価が付きます。
変色効果について「昼はエメラルド、夜はルビー」2面性を持つ宝石
アレキサンドライトは、太陽光や蛍光灯の光では緑色に輝き、ロウソクの火や白熱灯の灯りでは赤く輝きます。
この性質は、「変色効果」と呼ばれます。
「変色効果」は「アレキサンドライト効果」または、「カラーチェンジ効果」とも呼ばれます。
それ故、アレキサンドライトは「昼はエメラルド、夜はルビー」と表されることもあります。
変色効果は、クロムが含有されていることで起こります。
アレキサンドライトの宝石言葉・意味・別名
ここからは、アレキサンドライトに込められた「意味・宝石言葉」と「パワーストーンの世界でいわれる効果」について見ていきましょう。
宝石や天然石には「宝石言葉」または「石言葉」と呼ばれるものがあり、ひとつひとつの石に「意味」が込められています。
アレキサンドライトの宝石言葉
アレキサンドライトの宝石言葉・込められた意味は、
・魅力
・高貴
・光栄
・秘めた思い
などがあります。
また、王族や貴族が好んで身につけた宝石であることから、
・人生を繁栄させる石
・成功を約束する石
とも呼ばれます。
「皇帝の宝石」の別名にふさわしい言葉ですね。
前述したとおり、アレキサンドライトは採掘量が少なく希少価値が高い宝石です。
「変色効果という特性・石の美しさ・希少価値の高さ」から、高値で取引されるアレキサンドライトには「宝石の王様」という呼び名もあるのです。
パワーストーンの世界でのアレキサンドライトの効果
パワーストーンとしてのアレキサンドライトには、「精神的成長を促し、自尊心を向上させてくれる」効果があるといわれています。
持ち主の「内に秘めたパワー」を引き出し、信念を貫いて生きるサポートをしてくれる石です。
「人生を繁栄させる石・成功を約束する石」とも呼ばれるアレキサンドライトは、仕事・ビジネスだけでなく、持ち主の魅力を高めて恋愛も成功に導くとされます。
✓ 仕事・ビジネスで成功したい人
✓ 金運を挙げたい人
✓ チャンスを掴みたい人
✓ 魅力を高めたい人
✓ 恋愛関係を発展させたい人
といった方にオススメしたい宝石です。
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