3月の誕生石【アクアマリン】和名・由来・歴史・宝石言葉・意味・パワーストーン・効果【人魚石・天使の石・幸せな結婚の象徴】
アクアマリンは3月の誕生石としてよく知られる宝石です。
透き通る青い輝きが美しいアクアマリンは贈りものやアクセサリーとして人気があります。
- アクアマリンはどんな宝石?
- アクアマリンの種類
- 名前の由来・和名
- 主な産地
- 鉱物としての特徴
- 人魚石とギリシャ神話について
- 宝石言葉・込められた意味・パワーストーンとしての効果
アクアマリンは「人魚石」「天使の石」「幸せな結婚の象徴」と呼ばれる宝石なんです。
- 1. アクアマリンはどんな宝石?色・特徴【ざっくりまとめ】
- 2. アクアマリンは3月の誕生石
- 3. 深いブルーのアクアマリンは「サンタマリア」や「サンタマリア・アフリカーナ」と呼ばれる
- 4. モスアクアマリン
- 5. キャッツアイ効果を持つ「アクアマリンキャッツアイ」
- 6. ミルキーアクアマリン
- 7. アクアマリンの名前の由来・和名
- 8. アクアマリンの主な産地
- 9. 鉱物としてのアクアマリン
- 10. アクアマリンの歴史:船乗りたちのお守り、マリー・アントワネットも愛した宝石
- 11. アクアマリンは別名「人魚石」と呼ばれる宝石。ギリシャ神話のセイレーンとの関わりについて
- 12. アクアマリンの宝石言葉・込められた意味・パワーストーンとしての効果
- 13. アクアマリンは結婚4周年のアニバーサリーストーン
- 14. アクアマリンをお探しなら誕生石・パワーストーン専門のネット通販もオススメ
- 15. まとめ
アクアマリンはどんな宝石?色・特徴【ざっくりまとめ】
アクアマリンは透明感のある青い宝石です。
日本ジュエリー協会では「アクワマリン」となっていますが、「アクアマリン」の呼び方のほうが一般的です。
アクアマリンはどんな宝石?ざっくりまとめ
- アクアマリンは透明感のある青・水色の宝石で3月の誕生石
- アクアマリンには「サンタマリア」「サンタマリア・アフリカーナ」「モスアクアマリン」「ミルキーアクアマリン」といった種類もある
- アクアマリンの名前の由来はラテン語で「海の水」
- 鉱物としてはベリルで、エメラルドやモルガナイトと同じ鉱物である
- アクアマリンは船乗りのお守りとして使われた
- マリー・アントワネットも愛した宝石である
- アクアマリンは別名「人魚石」と呼ばれ、ギリシャ神話のセイレーンに基づく
- アクアマリンの宝石言葉は「勇敢・聡明・沈着・幸福」
- 幸せな結婚の象徴の宝石・天使の石と呼ばれることもある
誕生石やパワーストーンとしても人気で、透明感のある水色・淡い青の輝きは印象深いものです。
水色の宝石と言われれば、アクアマリンを想像する人は多いでしょう。
アクアマリンは別名「人魚石」・「天使の石」・「幸せな結婚の象徴」とも呼ばれる宝石です。
アクアマリンは3月の誕生石
アクアマリンは3月の誕生石として知られています。
生まれた月の誕生石を身につけると、幸運が訪れるといわれます。
日本の3月の誕生石は、
- アクアマリン
- 珊瑚(サンゴ)
- ブラッドストーン
- アイオライト
の4つが選ばれています。
アクアマリンは以前から3月の誕生石として広く知られていますが、2021年12月に全国宝⽯卸商協同組合が63年ぶりに誕生石を追加し、3月の誕生石は4つになりました。
深いブルーのアクアマリンは「サンタマリア」や「サンタマリア・アフリカーナ」と呼ばれる
アクアマリンの中でも、深いブルーのアクアマリンは「サンタマリア」や「サンタマリア・アフリカーナ」と呼ばれます。
サンタマリアの名は、かつての産出地であったブラジルのサンタマリア鉱山にちなんだものです。
サンタマリア鉱山では深く鮮やかなブルーのアクアマリンが採掘されたため、「サンタマリア」とも「サンタマリアアクアマリン」とも呼ばれます。
サンタマリア鉱山はすでに閉山されており、新たにサンタマリアアクアマリンが産出されることはありません。
サンタマリア鉱山が閉山された後、アフリカのモザンビークで鮮やかなブルーのアクアマリンが発見され、「サンタマリア・アフリカーナ」と名付けられました。
現在ではモザンビークの鉱山も閉山されており、深く鮮やかなブルーのアクアマリンは希少性の高い高価な宝石となっています。
モスアクアマリン
アクアマリンには「モスアクアマリン」と呼ばれる種類もあります。
モスアクアマリン【Moss Aquamarine】は、苔状の内包物(インクルージョン)を含み、グリーンやグレーの色味があるアクアマリンです。
モス【Moss】は苔(こけ)という意味で、苔状のインクルージョンは石によって全て異なります。
苔上のインクルージョンは様々なグラデーションを作りだします。
アクアマリンは鮮やかな青い輝きが特徴ですが、モスアクアマリンは落ち着いた雰囲気を持っています。
キャッツアイ効果を持つ「アクアマリンキャッツアイ」
アクアマリンの中には、光の筋が猫の目のような模様として出る「キャッツアイ効果」を持つものがあります。
キャッツアイ効果を持つアクアマリンは「アクアマリンキャッツアイ」と呼ばれ、希少性が高い宝石となっています。
ミルキーアクアマリン
アクアマリンの中でも、半透明で乳白色のような色味のものは「ミルキーアクアマリン」と呼ばれます。
ミルキーアクアマリンは目に見えないほどの小さな内包物(インクルージョン)を含むことで半透明で乳白色になります。
優しい色合いが魅力のミルキーアクアマリンは、宝石としてアクセサリーに使われる他にも、パワーストーンとしても人気があります。
アクアマリンの名前の由来・和名
アクアマリン【Aquamarine】の名前は、ラテン語の「海水」が由来となっています。
アクアマリンの和名は「藍玉(あいぎょく」または「水宝玉(すいほうぎょく」です。
アクアマリンの水色の輝きは、まさに海の水を想像させるものです。
アクアマリンの主な産地
アクアマリンの主な産地は、
- マダガスカル
- ブラジル
- ロシアのシベリア地方
- スリランカ
- パキスタン
- アフガニスタン
- インド
です。
鉱物としてのアクアマリン
アクアマリンは鉱物としては「緑柱石」であり、ベリリウムを含む六角柱状の鉱物です。
宝石質をもっている緑柱石は、「ベリル」とも呼ばれます。
ベリルの中でも青色のものがアクアマリンと呼ばれます。
5月の誕生石であり、4大宝石の一つにも数えられるエメラルドや、4月の誕生石であるモルガナイトもベリルであり、鉱物としては同じものです。
エメラルドは緑色のベリル、モルガナイトはピンク色(淡い赤)のベリルです。
アクアマリンは宝石としてはエメラルドより低価格です。
市販されているアクアマリンの多くは、緑色から黄褐色のベリルを熱処理したものです(エンハンスメント・品質改良)。
ベリルは400℃に加熱すると、澄んだ青色に変わり、その青色は退色しない性質があります。
また、アクアマリンは硬度が高く、耐久性のある宝石です。
アクセサリーとして長く愛用できる宝石です。
アクアマリンの歴史:船乗りたちのお守り、マリー・アントワネットも愛した宝石
アクアマリンは直訳すると「海の水」。
その名の通り、古くから海の力が宿ったお守りとして使われています。
ヨーロッパでは古くから船乗りたちのお守りとして大切にされてきました。
中世のフランス王妃であるマリー・アントワネットは、ダイヤモンドとアクアマリンの宝石を愛していました。
また、アクアマリンはロウソクなどの明かりでさらに美しく輝くことから、夜会用の宝石として好んで身につけられ「夜の女王」という別名もあります。
アクアマリンは別名「人魚石」と呼ばれる宝石。ギリシャ神話のセイレーンとの関わりについて
アクアマリンは別名「人魚石」または「マーメイドストーン」とも呼ばれます。
アクアマリンは人魚と関わりのある宝石で、「人魚の涙から生まれた宝石」または「人魚が持つ宝箱からこぼれ落ちた宝石」と呼ばれることもあります。
人魚との関わりがある宝石である由来は、ギリシャ神話にあります。
ギリシャ神話では、アクアマリンは海の神ポセイドンが海水から作った聖なる石だとされています。
そして、海に住み美しい歌声で船乗りたちを惑わす精霊セイレーンが神秘的な力を得るために使う石がアクアマリンであるとされます。
セイレーンは人魚のモデルとなった精霊であるため、アクアマリンは「人魚石」「マーメイドストーン」と呼ばれます。
ギリシャ神話では、セイレーンは上半身は人間の女性・下半身は鳥(半人半鳥)の生き物として知られています。
セイレーンは中世になると、上半身は女性・下半身は魚(半人半魚)とその姿が変化して描かれるようになり、人魚のモデルになったといわれています。
アクアマリンの宝石言葉・込められた意味・パワーストーンとしての効果
アクアマリンの宝石言葉・込められた意味は、
- 勇敢
- 聡明
- 沈着
- 幸福
です。
アクアマリンの語源は「海の水」。
海のような癒やしをもたらしてくれると言われ、穏やかな気持で接することができることから、「コミュニケーションの石」と呼ばれます。
表現力を高め、人とのコミュニケーション能力を上げてくれるとされます。
古くから船乗りたちの「航海のお守り」とされてきたことから、航海や旅のお守りとしてアクアマリンを身につけると良いとされています。
幸せな結婚の象徴
アクアマリンは生命の源である海に関わりのある石であることから「結婚や出産のお祝いに贈られると幸せになれる」という言い伝えがあります。
そこから『幸せな結婚の象徴』の宝石であるといわれます。
天使の石:美しい若さと幸せな喜びを象徴する石
生命の源である海に関わりのある石あることから、アクアマリンは「美しい若さと幸せな喜びを象徴する石」といわれ、「天使の石」という呼ばれ方もあります。
アクアマリンは結婚4周年のアニバーサリーストーン
アクアマリンは結婚4周年のアニバーサリーストーンです。
アクアマリンは「幸せな結婚の象徴」とされ、結婚や出産のお祝いに贈られると幸せになるといわれます。
贈った方も贈られた方も幸せが訪れるといわれ、アクアマリンは贈り物としても喜ばれる宝石です。
アクアマリンをお探しなら誕生石・パワーストーン専門のネット通販もオススメ
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まとめ
今回はアクアマリンについて紹介しました。
透明感のある水色の輝きが鮮烈に記憶に残るアクアマリンの輝きは、とても魅力的です。
3月生まれの方にはぜひ身につけてほしい宝石です。
プレゼントしても喜ばれますし、ご自身が身につけるアクセサリーとしてもオススメです。
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