【保存版】満月の呼び名・名前一覧・由来【英語・〇〇ムーン】2024年満月カレンダー・いつ?

2020年7月15日

満月の名前・呼び名1月から12月まで:海の上に浮かぶ満月の画像

満月の日が近づくと

  • ピンクムーン
  • ストロベリームーン

といったように、「〇〇ムーン」という呼び方をよく目にします。

1月から12月まで、各月の満月には「英語での満月の呼び名・名前」がありますが、いくつご存知ですか?

解説・文書のアイコン この記事でわかること

✪ 1月から12月までの「英語での満月の呼び名・名前」一覧

✪ 2024年満月カレンダー(日付と名前一覧)

✪ 「〇〇ムーン」各月の満月の呼び名・名前と由来

✪ ブルームーンとは?

✪ スーパームーンとは?

✪ ミニマム(マイクロムーン)とは?

✪ ブラッドムーンとは?

本記事では、「〇〇ムーン」といった「英語での満月の呼び名・名前」を徹底解説してきます。

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1月から12月まで、各月の満月の呼び名・名前(英語)

満月のイメージ画像

1月から12月まで、各月の満月にはそれぞれの呼び名・名前があります。

1月の満月ウルフムーン
2月の満月スノームーン
3月の満月ワームムーン
4月の満月ピンクムーン
5月の満月フラワームーン
6月の満月ストロベリームーン
7月の満月バックムーン
8月の満月スタージョンムーン
9月の満月コーンムーン・ハーベストムーン
10月の満月ハンターズムーン・ハーベストムーン
11月の満月ビーバームーン
12月の満月コールドムーン

※9月と10月に「ハーベストムーン」が重複していますが、秋分の日に近い方の満月がハーベストムーンと呼ばれます。

満月の呼び名・名前はネイティブアメリカンが名付けたものが由来

ネイティブアメリカンは各月の満月に呼び名・名前をつけて呼んでいました。

ネイティブアメリカンの人々にとって、満月は季節の移り変わりの目安とされていたのです。

ピンクムーンやストロベリームーンといった満月の呼び名・名前は、ネイティブアメリカンの人々が付けたものが由来となっています。

2024年(令和6年)の満月はいつ?満月カレンダー(日付と名前一覧)

2024年(令和6年)の満月の名前と日付は、以下の通りです。

1月の満月「ウルフムーン」1月26日
2月の満月「スノームーン」2月24日
3月の満月「ワームムーン」3月25日
4月の満月「ピンクムーン」4月24日
5月の満月「フラワームーン」5月23日
6月の満月「ストロベリームーン」6月22日
7月の満月「バックムーン」7月21日
8月の満月「スタージョンムーン」8月20日
9月の満月「コーンムーン・ハーベストムーン」9月18日
10月の満月「ハンターズムーン」10月17日
11月の満月「ビーバームーン」11月16日
12月の満月「コールドムーン」12月15日

満月の日付参考:「今年のこよみ|国立天文台|暦計算室」より

2022年11月8日の満月「ビーバームーン」は、皆既月食でした。

関連記事:【なぜ赤い?】皆既月食のしくみ・部分月食との違い・ブラッドムーンとは?

2023年の8月は、満月が2回ありました。

ひと月の中で2回満月が訪れる場合、2回目の満月は「ブルームーン」と呼ばれます。

2023年8月31日は、「ブルームーン&スーパームーン」というレアな満月でした。

(ブルームーン・スーパームーンについては、記事の下の方にて解説)

ここからは、「各月ごとの満月の呼び名・名前の由来」について紹介していきます。

1月の満月の呼び名から個別に見ていきましょう。

【1月の満月】英語での呼び名・名前はウルフムーン【Wolf Moon】

ウルフムーンのイメージ画像・オオカミと満月

1月の満月は「ウルフムーン」です。

英語表記では【Wolf Moon】。

ウルフ【Wolf】は「オオカミ」のことです。

ウルフムーンと呼ばれる由来は?

雪深い寒い真冬のこの時期、空腹のオオカミが遠吠えする音が聞こえたことから、1月の満月はウルフムーンと呼ばれました。

【2月の満月】英語での呼び名・名前はスノームーン【Snow Moon】

雪・snow

2月の満月は「スノームーン」と呼ばれます。

英語表記では【Snow Moon】。

スノー【Snow】は雪ですね。

スノームーンと呼ばれる由来は?

雪が降る量が最も多い時期であることから、2月の満月はスノームーン(雪月)と呼ばれるようになりました。

2月の満月の別名は「ハンガームーン」

2月の満月はハンガームーン【Hunger Moon】とも呼ばれます。

ハンガー【Hunger】とは英語で「飢え・飢餓・空腹」を意味します。

ハンガームーンの呼び名・名前の由来は、厳しい冬で狩りができずに食料が不足し、飢えに耐える時期であったことです。

【3月の満月】英語での呼び名・名前はワームムーン【Worm Moon】

worm・ミミズのイメージ画像

3月の満月は「ワームムーン」と呼ばれます。

英語では【Worm Moon】。

ワームムーンの呼び名・名前の由来

ワーム【Worm】「ミミズやイモムシ、毛虫など足のない虫」のこと。

暖かくなり、土の中からミミズや虫の幼虫が出てくる時期であることがワームムーンと呼ばれる由来となっています。

3月の満月の別名には「クロウムーン」「クラストムーン」「サップムーン」があります

3月の満月にはワームムーン以外の呼び名もあります。

3月の満月の別名はクロウムーンクラストムーンサップムーンがあります。

✪ クロウムーン【Crow Moon】:カラスの鳴き声が冬の終わりを告げる時期とされています。クロウ【Crow】はカラスのこと。

✪ クラストムーン【Crust Moon】:溶けた雪が夜になって凍り、固まる時期であることが由来。クラスト【Crust】は地殻や氷の硬い層のことを指します。

✪ サップムーン【Sapmoon】:サップ【Sap】とは樹液のこと。カエデの樹液が流れ出す頃であることから、樹液の月・サップムーンと呼ばれます。カエデの樹液はメープルシロップの原料になります。

【4月の満月】英語の呼び名・名前はピンクムーン【Pink Moon】

4月の満月は「ピンクムーンと呼ばれます。

英語表記は【Pink Moon】。

ピンクムーンの呼び名・名前の由来

ピンクムーンの名前の由来は、「春になりシバザクラがピンク色の花を咲かせること」です。

ピンクムーンの名前の由来であるシバザクラのイメージ画像
シバザクラ(mosspink,phlox)
のイメージ画像

満月がピンク色に染まることではありません(そうなったらロマンチックですが・・・)。

4月の満月の別名は「スプラウティンググラスムーン」「エッグムーン」「フィッシュムーン」

4月の満月の別名にはスプラウティンググラスムーンエッグムーンフィッシュムーンがあります。

✪ スプラウティンググラスムーン【Sprouting Grass Moon】:スプラウティング【Sprouting】とは出芽・発芽のこと。Grassは草。草が芽を出す頃です。

✪ エッグムーン【Egg Moon】:イースター(復活祭)のイースターエッグに由来しているようです。

✪ フィッシュムーン【Fish Moon】は、この時期に川を遡上してくる魚に由来しています。

ピンクムーンについては当ブログ内の別記事でも紹介しています。

【5月の満月】英語の名前・呼び名はフラワームーン【Flower Moon】

花畑の画像

5月の満月は「フラワームーンと呼ばれます。

英語表記は【Flower Moon】。

フラワームーンの呼び名・名前の由来

多くの花が咲き乱れる時期であることがフラワームーンと呼ばれる由来となっています。

5月の満月の別名は「コーンプランティングムーン」「ミルクムーン」

5月の満月はフラワームーンの他にも別名があります。

✪ コーンプランティングムーン【Corn Planting Moon】:とうもろこしの種を蒔く時期であることが由来となっています。プランティング【Planting】は作物を植え付ける・種を蒔くといった意味です。

✪ ミルクムーン【Milk Moon】:牛乳の月。

フラワームーンについては、別記事でも紹介していますので、あわせてお読みください。

【6月の満月】英語の呼び名・名前はストロベリームーン【Strawberry Moon】

ストロベリームーンの名前の由来となっているいちごのイメージ画像

6月の満月は「ストロベリームーン」と呼ばれます。

英語表記は【Strawberry Moon】。

ストロベリーは「いちご」のことですね。

ストロベリームーンと呼ばれる由来

北アメリカでは毎年6月はいちごの収穫を行う時期です。

ネイティブアメリカンはいちごの収穫をする月の満月をストロベリームーンと名前をつけて呼んでいました。

ヨーロッパでは6月の満月の名前はローズムーン(Rose Moon)

ヨーロッパでは6月の満月をローズムーン【Rose Moon】と呼びました。

「バラ(Rose)の花の咲く季節の満月」ということが由来になっています。

【7月の満月】呼び名・名前はバックムーン【Buck Moon】

バックムーンのイメージ画像

7月の満月は「バックムーンと呼ばれます。

英語表記【Buck Moon】。

バック(Buck)」は「オスの鹿(雄鹿)」のことです。

バックムーンと呼ばれる由来

7月は「鹿の新しい角が生えてくる時期」であることから、7月の満月はバックムーンと呼ばれました。

7月の満月の別名は「サンダームーン」

雷・サンダーのイメージ画像

7月は雷をともなう嵐が頻繁に発生する時期であることから、7月の満月はサンダームーン【Thunder Moon】とも呼ばれます。

【8月の満月】英語での呼び名・名前はスタージョンムーン【Sturgeon Moon】

チョウザメのイラスト

8月の満月は「スタージョンムーン」と呼ばれます。。

英語表記は【Sturgeon Moon】。

スタージョンムーンと呼ばれる由来は?

「スタージョン(Sturgeon)」は「チョウザメ」のことです。

北米の五大湖などで、チョウザメの漁が盛んに行われる時期が8月なのです。

そこから、8月の満月はスタージョンムーンと呼ばれます。

8月の満月は「グリーンコーンムーン」「レッドムーン」という別名もあります

8月の満月はグリーンコーンムーンレッドムーンとも呼ばれます。

✪ グリーンコーンムーン【Green Corn Moon】は、とうもろこしが成長する時期であることが由来。

✪ レッドムーン【Red Moon】は、この時期に月が赤みがかって見えることが由来となっています。

【9月の満月】英語での呼び名・名前はコーンムーン【Corn Moon】、ハーベストムーン【Harvest Moon】

とうもろこし・コーンムーンのイメージ画像

9月の満月は「コーンムーン」または、「ハーベストムーン」と呼ばれます。

コーンムーンの英語表記は【Corn Moon】。

コーンムーンと呼ばれる由来は?

9月はとうもろこしの収穫の月であることから、コーンムーンと呼ばれます。

9月と10月の満月のうち、秋分の日に近いほうがハーベストムーンと呼ばれる

9月の満月はハーベストムーン【Harvest Moon】と呼ばれることがありますが、9月の満月の日と10月の満月の日とで、秋分の日に近いほうがハーベストムーンと呼ばれます。

【10月の満月】英語での呼び名・名前はハンターズムーン【Hunter’s Moon】、ハーベストムーン【Harvest Moon】

収穫時期の小麦の小麦の画像

10月の満月は「ハーベストムーン」と呼ばれます。

英語表記は【Harvest Moon】。

ハーベストムーンの名前の由来は?

ハーベスト【Harvest】は収穫という意味。

9月・10月は農作物の収穫がピークを迎える月、まさに収穫月です。

10月の満月は別名【ハンターズムーン】

10月の満月はハンターズムーンとも呼ばれます。

英語表記は【Hunter’s Moon】。

ハンター【Hunter】は狩りをする人のこと。

厳しい冬に備え、狩りをして食料を蓄え始める時期が10月。そこから、ハンターズムーン(ハンターの月)と呼ばれます。

【11月の満月】英語での名前・呼び名はビーバームーン【Beaver Moon】

11月の満月は「ビーバームーン」と呼ばれます

英語表記は【Beaver Moon】。

ビーバーは動物のビーバーのことです。

ビーバームーンと呼ばれる由来は?

ビーバームーンの名前の由来の動物・ビーバー

11月の満月の名前にビーバーの名前がついた由来は、「ビーバーが冬に備えて巣作り(ダム作り)に精を出す時期であること」がひとつ。

もうひとつの由来は、「冬になる前に毛皮の材料となるビーバーを捕獲するための時期」であること。

ネイティブアメリカンの人たちは、ビーバーの毛皮を好んで愛用したようです。

11月の満月は「フロスティムーン」とも呼ばれます

11月の満月にはフロスティムーン【Frosty Moon】という呼び名もあります。

フロスティ【Frosty】は「霜が降った」という意味です。

寒い時期になり、霜が降りる時期であることから、11月の満月はフロスティムーン(霜の月)とも呼ばれます。

【12月の満月】英語の呼び名・名前はコールドムーン【Cold Moon】

冬景色・寒いのイメージ画像

12月の満月は「コールドムーン」と呼ばれます

英語表記は【Cold Moon】。

コールドムーンと呼ばれる由来は?

コールド【Cold】は「寒い」という意味です。

寒さが厳しくなる時期であることから、12月の満月はコールドムーンと呼ばれます。

12月の満月の別名は「ロングナイトームーン」

12月の満月はロングナイトムーンとも呼ばれます。

英語表記では【Long Night’s Moon 】。

1年の中で最も夜が長くなる時期であることから、12月の満月は長い夜の月・ロングナイトムーンとも呼ばれます。

ブルームーンって何?ひと月の間に満月が2回ある場合、2回目の満月はブルームーン【Blue Moon】

ひと月の間に満月が2回ある場合、2回目の満月は「ブルームーンと呼ばれます。

2020年10月の満月は「10月2日と10月31日の2回」で、2020年10月31日の満月はブルームーンでした。

2023年の8月も満月が2回あり、2023年8月31日の満月は「ブルームーン&スーパームーン」です。

ブルームーンを見ることができるのは2~3年の間に1回の頻度です。

ブルームーンと見ると、良いことが起こるといった言い伝えもあります。

参考:ブルームーン-Wikipedia

スーパームーンって何?

月は地球の周りを楕円軌道で回っています。

地球との距離が一番近くなる時、一番遠くなる時があります。

地球と月の距離が一番近くなった時の、月が一番大きく見える日の月」を「スーパームーン」と呼びます。

マイクロムーン・ミニマムムーンって何?

スーパームーンとは逆で、「楕円軌道で地球の周りを回るっている月が一番離れる日の月」を「マイクロムーン」または「ミニマムムーン」と呼びます。

スーパームーンとマイクロムーンの見え方は、

  • 直径で14%
  • 面積で30%

の違いがあるというデータがあります。

参考:「スーパームーン」ってなに?国立天文台(NAOJ)

ブラッドムーンって何?

皆既月食で赤い(赤銅色)の満月

ブラッドムーン」とは、皆既月食【かいきげっしょく】により月が赤く見える現象のことです。

皆既月食は、太陽・地球・月が一直線にならんで、月が地球の影の中に全部入る現象。

ブラッドムーン【Blood Moon】のbloodは「血」です。

月が赤く見えることから、皆既月食の時の月は「ブラッドムーン」と呼ばれます。

関連記事:【なぜ赤い?】皆既月食のしくみ・部分月食との違い・ブラッドムーンとは?

スーパーブラッドウルフムーンとは?(2019年1月20日の夜・アメリカ・ヨーロッパなどで観測)

2019年1月20日の夜・アメリカ・ヨーロッパなどで「スーパーブラッドウルフムーン」が見られました。

  • スーパームーン(月が一番大きく見える日)
  • 皆既月食(ブラッドムーン)
  • ウルフムーン(1月の満月)

の3つが重なり、スーパーブラッドウルフムーン」という呼び方になります。

この日は、アメリカ大陸とヨーロッパの一部などでは皆既月食、日本や東アフリカなどでは部分月食がとなったので、残念ながら日本ではスーパーブラッドウルフムーンを見ることはできませんでした。

スーパーブラッドフラワームーンとは?(2021年5月26日)

2021年5月26日「スーパーブラッドフラワームーン」でした。

スーパームーン、皆既月食のブラッドムーン、5月の満月フラワームーンが重なった日でした。

日本では約3年ぶりの皆既月食でした。

満月・新月・半月・三日月の英語での呼び名・名前

満月・新月・半月・三日月の英語での言い方を紹介します。

✪ 満月|full moon(フルムーン)

✪ 新月|new moon(ニュームーン)

✪ 半月|half moon(ハーフムーン)

✪ 三日月|cescent moon(クレセントムーン)

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最後に

今回は「満月の呼び名・名前(英語)」について紹介してきました。

いかがだったでしょうか?

ネイティブ・アメリカンの人々が付けた満月の呼び名は、同じ四季がある日本に住んでいる私たちにも共感できるものもありましたね。

4月のピンクムーンは日本では桜の季節。

5月のフラワームーンは日本でも多くの花が咲く季節。

2月のスノームーンや、12月のコールドムーンも日本人にも受け入れやすいネーミングです。

逆に7月のバックムーン、8月のスタージョンムーン、11月のビーバームーンは日本人にとって馴染みのないネーミングです。

鹿もそんなに見ないし、チョウザメなんてキャビアの親くらいのイメージです。

ビーバーも日本人にはあまり馴染みがありません。

しかしながら、違う地域の人々の付けた満月の名前に「共感できる部分がある」というのはおもしろいですね!

少しでも参考になったらシェアしていだだけると嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。