映画「未来のミライ」の感想。子育て世代への応援メッセージ・何度も見返したくなる映画

映画「未来のミライ」。

自分自身を重ねてしまう場面が多くて、何度も見返したくなる映画です。

共感したことや強く印象に残った言葉なども紹介しながらの「未来のミライ」の感想です。

映画の説明 第91回アカデミー賞®長編アニメーション映画賞ノミネート作品

「未来のミライ」は2018年公開の長編アニメーション映画で、監督は細田守さん。「時をかける少女」「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」「バケモノの子」を手掛けてきた細田守さんですが、僕はこの人の映画はみんな大好きです。

妹が生まれたばかりの4才の男の子くんちゃんが、タイムワープ的な不思議な体験をしながら成長していく姿と、くんちゃん家族のつながりが描かれた映画です。

「未来のミライ」は、映画を1回見終わってもなぜか心に引っかかるというかすぐに「もう1回見よう」と思う映画。2週間の間に5回見ました。

共感できるところが沢山。じわじわ心に侵食してくる。

「未来のミライ」は、自分も子育て世代ということで共感してしまうことが多くて、自分の実生活に結びつけながらこの映画を見ました。

見れば見るほどじわじわ心に染みる感じがしています。

共感1。家族構成が一緒

まず、くんちゃんの家族と僕の家族の構成は一緒。父・母・第1子男の子・第2子女の子。夫婦共働きです。

共感2。くんちゃんが我が家の下の子によく似ている。特に「ヤダ」の言い方

くんちゃんが、下の子によく似ています。くんちゃんはお兄ちゃんで、下に妹がいてその妹にヤキモチを焼きまくっていますが、我が家では下の子がお兄ちゃんにヤキモチを焼きまくっています。
「ヤダ!!」の言い方、服を選ぶ時のわがまま、「家出するー!!」っと言ってお風呂に隠れる・・・。

似すぎていて、笑えます。

下の子にお母さんを取られた気分になる「お兄ちゃん・お姉ちゃんの通る道」。我が家の下の子にはないけれど、イジケル気持ちもわかります。

共感3。家で仕事をしながら、家事・育児をするとするお父さん

くんちゃんのお父さんは建築家で、会社を辞め、独立して「家で仕事をしながら家事・育児をする」ということを始めます。
僕は建築家・設計士ではないけれど、今は家で仕事をしながら家事・育児をする生活をおくる毎日です。
僕の周りにはこういう父親は全くいません。なので「あ、一緒だ!」と思った瞬間から心の中でくんちゃんのお父さんをメチャクチャ応援してました。

近所の奥様方に「家で仕事する合間に家事をやるってだけですけど」というセリフがあって、くんちゃんママにも棘を刺されていましたが、

「仕事の合間に家事・育児をする」なんてスタンスでは仕事も家事も育児もうまくいかないんです。

これは僕も実際に経験しました。

映画の冒頭の部分で共感しまくり、自分に重ねて見てしまったので、映画にはまり込んじゃったんですよ。

子育て中の親と子どもに対するメッセージ

くんちゃんはタイムワープ的不思議な体験をしながらちょっとずつ成長していきますが、子育てをする親の悩みや成長も描かれています。

その中でも印象に残った言葉はがあります。

①くんちゃんのおばあちゃんの言葉「子育てに希望は必要だよ」

くんちゃんのおばあちゃんの言葉で「子育てに希望は必要だよ」というセリフがあります。
悩みながら「これで良いのだろうか」という不安を感じながら子育てをしている人は多いと思いますが、僕自信も子育てに悩みながら不安を感じながらやってきました。

だけど「子育てに希望は必要だよ」というおばあちゃんのセリフを聴いた時に「自分の中では悩みや不安のほうが強くなっていて、希望が薄くなってる」とハッとしました。

希望を持っていない訳ではないけど、悩みや不安ばかりに囚われてしまっていることが多いです。

希望を持って、長期的思考を持って子どもたちと接していくことって、子育てをしていく上で基本軸になると思います。

②お母さんの言葉「くんちゃんは私の宝」

「子どもは宝」という言葉を世間ではよく言いますが、実際に子育てしているとそんな風に思えないこともよくあります。しょっちゅうあります。

映画の中ではくんちゃんのおばあちゃんがよく言っていた言葉で、くんちゃんママもそのまま使っているようです。

くんちゃんママが寝ているくんちゃんのそばで「くんちゃんは私の宝」と声に出していますが、頭の中で思っているだけでなくて、実際に口に出すことで自分自身に意識させるように感じました。

イライラや悩みや不安で、くんちゃんママのように、怒鳴ってしまったり子どもに怒りをぶちまけたりしてしまうこともあります。

でも「子どもは宝」って口に出すことで、元に戻るというか、フラットな状態に戻ることができます。

子どもが目の前にいるときに。ハグしながらでも手をつなぎながらでもいいから「○○は僕の宝」って言ってみようと思います。

③ひいじいじ「何事にも最初はある」

ひいじいじの「何事にも最初はある」と言う言葉。

これは、僕自信が今まさに自分の子どもたちに伝えたいと思っていることなんです。

初めてのことは上手くいかなくたってしょうがないんです。だってやってことないのだから。

やってみて、練習して、またやってみて、練習して・・・それでうまくいったり、上手にできるようになるんです。

うちの子もうまくいかないときは、くんちゃんみたいにすぐ嫌になりイジケます。くんちゃんは、ひいじいじに「コツ」を聞いて、それで最初は上手くいかなかった自転車の練習に再挑戦します。

最初はうまくいかなくたっていいんです。練習すれば、それだけ上達します。

コツがわかれば急にうまくいくこともあります。

ちょっとしたアドバイスで、コツがわかることもあります。

「何事にも最初はある」。自分の子どもにも、ちゃんと伝えたいなぁ。

ひいじいじと馬やバイクに乗るシーン、くんちゃんが自転車に再チャレンジするシーンは「未来のミライ」の中で一番好きな場面です。

「未来のミライ」には、子育て世代に向けた「応援メッセージ」的な所も沢山あります。僕はこの映画で特に印象に残ったセリフを映画制作側からの「応援メッセージ」として受け取りました。

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兄妹・子どもの成長・親の成長・家族の絆・応援メッセージ

くんちゃんは、小さい頃のお母さん、若い時のひいじいじ、未来のミライちゃんとの触れ合う中で、成長するキッカケをもらいます。

靴の中に手紙を入れたり、乗り物に乗るコツを教えてもらったり、未来ちゃんを助けようとして「くんちゃんは未来ちゃんのお兄ちゃん」と自覚したり。

実際のリアル現実の子どもは、実生活の中で親や友達、じいちゃんばあちゃん、保育園や学校の先生、周りにいる大人たちとの触れ合いの中で覚えていくことです。

毎日の生活を送る中で、キッカケやコツを周りの人に教えてもらったり、自分で気づいたりしながら成長していくんですね。

映画「未来のミライ」は子どもの成長・親の成長・家族の絆を描いた作品ですが、その中に「応援メッセージ」が盛り込まれていると思います。

これから先も何回も見る映画になりそうです。

細田守監督作品大好きです。