【カニカマの雑学】カニカマの日・消費量生産量世界一の国・材料・製造方法・発明と元祖・「SURIMI」の名でヨーロッパで人気爆発
サラダの上にトッピングしたりそのまま食べたりと、日本の家庭にも馴染みの深いカニカマ。
冷蔵庫を開けるとカニカマが入っているご家庭も多いでしょう。
馴染みはあるけどあまり知られていない「カニカマの雑学」があります。
- カニカマの材料・製造方法
- カニカマの発明・元祖
- ヨーロッパでのカニカマブーム・「SUEIMI」の名前で愛されている
- カニカマ消費量世界一の国・生産量世界一位の国は?
- 日本には記念日「カニカマの日」がある!
日本のものというイメージが強いカニカマですが、実は「世界のカニカマ」なのです!
カニカマの材料・製造方法
かにかま・カニカマ 香り箱 高級カニカマ (業務用) 30本入り
カニカマは「カニ風味のかまぼこ」です。
スーパーには何種類ものカニカマが並び、ほとんどの人が口にしたことがある食品です。
カニカマのパッケージの裏には「名称:魚肉ねり製品」と表示されています。
カニカマの主原料には、多くはスケトウダラのすり身が使われています。
この種の製品の名称は、JAS法の品質表示基準によれば「風味かまぼこ」または「風味かまぼこ(かに風味)」と記載することができるが、実際にはカニ肉は入っておらず、海外ですり身に加工し冷凍すり身として輸入されたスケトウダラを主原料とする場合が多い。
引用元: カニカマ - Wikipedia
カニの身のような繊維質の状態になる原理は、
です。
色素、かにエキス、香料でカニにそっくりの姿と味に加工されています。
冷凍すりみを急速に解凍し、もう一度冷凍すると、カニの足と同じような繊維ができる。すり身に含まれた水分が、一定の方向に向かって流れるようにすると、よりカニに似る。最外層の赤色は食品添加物の食用色素である天然着色料のモナスカス色素(紅麹色素)、コチニール色素、トマト色素などで、カニの香りと味は、同じく食品添加物の香料(フレーバー)とカニ抽出物(かにエキス)でつけられている。
食品スーパーや回転寿司店などで見かける大量生産型のカニ風味かまぼこは、切れ目を入れたシート状のかまぼこを、ロール状に巻くことで製造しているものが多い。
引用元: カニカマ - Wikipedia
どの家庭でも一度は食卓に並んだことがあるはずのカニカマ。
カニカマは、いつ頃、誰が発明したのでしょうか。
「カニカマの発明・元祖」には3つの説がある
カニカマの発明に関して、
があります。
カニカマーWikipedhiaでは、カニカマの発明には石川説・広島説・マルハ説の3つが掲載されています。
石川説:石川県七尾市にある株式会社スギヨ
広島説:広島の株式会社大崎水産
マルハ説:当時の大洋水産(現在のマルハニチロ)
商品として販売された順では、
1972年のスギヨ「かにあし」(刻みタイプ)
1973年の大洋水産の「カニ棒」(20%が魚のすり身・80%は蟹肉)
1974年の大崎水産のかにスチック(現在の名称は「フィッシュスチック」)
という流れですが、それぞれのメーカーさんが「カニカマの元祖」であると主張しています。
商品として販売された時期で考えると、スギヨさんが一番早く商品化して販売しています。
カニカマが開発され、商品として世の中に出るようになったのは1972年(昭和47年)から。
こういった企業の開発努力によって、カニカマが生まれ、令和の時代も愛される食材となっています。
世界のカニカマ・ヨーロッパでのカニカマブーム「SURIMI」という名前で国際的に愛される存在
日本のものというイメージが強いカニカマですが、実は国際的に広まり、世界中で愛されています。
ヨーロッパではカニカマがブームとなっています。
カニカマは海外では「SURIMI」という名前で販売されています。
Poach[ポーチ]『【こりゃすごい】カニカマが世界中で愛されまくってるとネットで話題に! 「SURIMI」は万国共通語☆』では2014年の時点でヨーロッパでカニカマがブームになり、愛されていることが紹介されています。
カニカマの「世界消費量世界一の国」と「生産量世界一の国」は?
AERA dot.(アエラドット)『カニカマ消費量世界一は日本じゃなかった 生産量の1位は意外すぎるあの国』ではカニカマの消費量世界一の国と生産量世界一の国が紹介されています。
では、カニカマの消費量世界一はどの国だと思いますか? 日本と思うところですが、実はフランスなんです。そして2位がスペインです。あの美食の国の人たちがカニカマをそんなに食べているなんて意外ですよね。
引用元: カニカマ消費量世界一は日本じゃなかった 生産量の1位は意外すぎるあの国 (1/3) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)
カニカマ消費量世界一の国はフランス。
消費量2位がスペイン。
同記事によると、カニカマの生産量世界一はリトアニア。
ヨーロッパではカニカマが愛されていて、カニカマは日本だけではない世界のカニカマなのです。
タイでは、「本物の蟹肉よりも味が濃くてゴージャス」と人気があるようです。
参考:世界中で大ブーム カニカマのすごい実力に気づいてないのは日本人だけ|文春オンライン
日本では記念日「カニカマの日」がある!
日本では「カニカマの日」が記念日として制定されています。
毎月22日はカニカマの日(6月を除く)
毎月22日(6月は除く)はカニカマの日に制定されています。
カニカマを開発した株式会社スギヨが制定し、日本記念日協会が認定した記念日です。
6月以外の月に一度、カニカマの日があります。
なぜ6月を除く毎月22日なのか
なぜ毎月22がカニカマの日とされているのに、6月だけ除くのか。
実は、6月22日はかにの日。
かにの日は、株式会社かに道楽が1990年に制定した記念日。
かに料理の専門店で、カニの動く看板で有名な、かに道楽です。
6月22日が「かにの日」とされた理由は、
『十二星座のかに座の最初の日が6月22日になることが多いこと』
『「か」はひらがな50音で最初からから6番目。「に」は22番目にあたる』
この2つの理由から、6月22日が「かにの日」にされました。
カニカマは、かに風味のかまぼこ。
6月22日の本物のかにの記念日にはさすがに「カニカマの日」ということはできませんね。
本物のカニに敬意を込めて
カニカマの日を制定した株式会社スギヨのHPには、6月を除いて毎月22日をカニカマの日とした理由が掲載されています。
毎月22日をカニカマの日にした由来は、22を漢数字で書くと「二二」となり、かにのハサミの形状に似ていること。
6月を除くことの理由も掲載されています。
少し違和感を感じませんか? なぜ「6月を除く」のか、と。実は6月22日は「かにの日」。元祖カニカマメーカーである当社は、本物のかに味の再現を目指しつつも、本物のかににしかない味があることも知っています。6月を除いたのは、本物のかにへの敬意が込められているのです。
引用元: カニカマの日 | 株式会社スギヨ
カニカマの日が6月を除く毎月22日とされているのは、本物のかにへの敬意が込められているのです。
終わりに
カニカマの原材料や製造方法、ヨーロッパでのカニカマブーム、カニカマの日について紹介しました。
カニカマはもはや世界のカニカマ。
「SURIMI」という名前で、国際的に愛される存在となっています。
サラダの上に乗せるだけでなく、海苔巻の具材として、天ぷらにしても美味しいカニカマ。
我が家では、サラダや海苔巻、天ぷら以外では、天津飯の卵のなかに細かく裂いたカニカマを入れます。
卵1個にカニカマ1本の割合。
調理する際は、必ず1本つまみ食い。
カニカマを見かけたり、調理する際は今回紹介したカニカマ雑学を思い出していただけると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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