『人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり』の意味【武田信玄の名言】

2021年10月4日

武田信玄の名言「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」。

言葉の意味を紹介したいと思います。

個人でも、組織でも、人は大切にすべきです。



「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」戦国武将・武田信玄の名言

「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」

戦国武将・武田信玄の名言

よく、「人は城、人は石垣、人は堀」の前半部分が使われますが、「情けは味方、仇は敵なり」が後に続きます。

戦国武将・武田信玄


武田信玄は「戦国最強」と言う人もいる戦国時代の武将。

武田信玄『信玄』の名は出家後の法名で、名は晴信(はるのぶ)。

甲斐源氏の嫡流である甲斐武田家第19代当主で、正式な姓名は「源晴信」(みなもとのはるのぶ)です。

甲斐国(現在の山梨)を統一し、周辺の信濃・駿河、遠江、三河なども領地としていました。

越後の上杉謙信との川中島の戦いも有名です。

武田信玄は何よりも「人材」を重んじた武将で、家臣を適材適所に配置し、強い信頼関係を築いていました。

1573年(元亀4年)、西上作戦の途中で病気が悪化、甲斐国へ撤退する途中に信濃で亡くなりました。

享年53。

「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」の言葉の意味

武田信玄・「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」の文字イラスト

城は、敵を防ぐために築かれる建物。

石垣は、敵が簡単に入ってこれないように石を組み上げて作られた壁や柵。

堀は、敵から城を守るために城の周りを掘って水を張った溝。

「人は城、人は石垣、人は堀」は、そのまま解釈すると「人間こそが強固な守りとなる」という意味です。

勝負において、人の働きの大切さを表した言葉です。

「情けは味方、仇は敵なり」は情けをかけた人は味方になり、仇を持った人は敵となるという意味になります。

情けとは、思いやり・いたわる心のことです。

1 人間味のある心。他人をいたわる心。人情。情愛。思いやり。「武士の情け」「浮き世の情け」→御情(おなさ)け2 男女の情愛。恋情。また、情事。いろごと。「深情け」「薄情け」3 風情。おもむき。あじわい。「落花啼鳥の―も心に浮かばぬ」〈漱石・草枕〉4 もののあわれを知る心。風雅を解する心。風流心。「―ある人にて、かめに花をさせり」〈伊勢・一〇一〉

情報源: 情けとは - コトバンク

仇【あだ】とは恨みや危害のこと。

《室町時代までは「あた」》1 仕返しをしようと思う相手。敵。かたき。「親の―を討つ」2 恨みに思って仕返しをすること。また、その恨み。「恩を―で返す」3 害をなすもの。危害。「親切のつもりが―となる」4 攻めてくる敵兵。侵入してくる外敵。「しらぬひ筑紫(つくし)の国は―守る押への城(き)そと」〈万・四三三一〉

情報源: 仇とは - コトバンク

「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」の言葉の意味は、

『人こそが強固な守りとなり、いたわりの心や思いやりを持って接した人は味方になる。恨みや危害を与えた人は敵となる。』

ということになります。

企業経営・人材育成によく使われる言葉です。

「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」は企業経営や人材育成、組織のマネジメントにおいてよく使われる言葉です。

「企業は人なり」という言葉と併せて使われることもありますが、企業や組織にとって「人の大切さ」を表しています。

人が大勢いれば良いということではありません。

戦国時代の大名のお城は、城・石垣・堀がセットで作られています。

「人は城、人は石垣、人は堀」は、「人を大切にし、人を育て、その人たちが協力することが重要」だと教えてくれます。

そして、「情けは味方」。

いたわりの心や思いやりを持って接し、信頼した人は味方になってくれます。

これは、現在の企業や集団の中でも言えることでしょう。

「仇は敵なり」。恨みや危害を与えた人は敵となる。

恨みや不満を持った人は、その企業や組織・集団に味方はしてくれなくなります。力になってくれませんし、敵対するかもしれません。

最後に

今回は、武田信玄の言葉「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」を紹介しました。

『人を大事にして育てること』

『いたわりの心・思いやり・信頼すること』

の大切さを改めて感じる言葉です。

企業を経営する人・リーダーとなる人・チームを引っ張る立場の人の方は、武田信玄の「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」という言葉を覚えていてほしいと思います。

人を育てるのは時間もかかるし、労力も必要、簡単ではありません。

しかし、大きく育った社員はその企業や組織にとって大きな力となり、ピンチのときには守ってくれる存在となるでしょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。