『人生の七味唐辛子』を浴びせかけられて、深みが出て豊かな人生になる
「人生の七味唐辛子」という言葉を聞いたことがありますか?
「人生の七味唐辛子」は人生の大事なスパイス。
たくさん七味唐辛子を浴びせかけられて、人生に深みがでて豊かになります。
この記事でわかること
- 人生の七味唐辛子とは?
- それぞれの言葉の意味
- 人生の七味唐辛子を浴びて、人生に深みがでるのか・辛すぎてダメになるか
- 人生の七味唐辛子に耐え抜く強さが必要
今回は「人生の七味唐辛子」について紹介します。
人生の七味唐辛子とは「うらみ・つらみ・ねたみ・そねみ・いやみ・ひがみ・やっかみ」
人生の七味唐辛子とは、
うらみ・つらみ・ねたみ・そねみ・いやみ・ひがみ・やっかみ
この7つ。
「人生の七味唐辛子を浴びせかられて人生が豊かになり、深みがでる」とのこと。
「人生の七味唐辛子」はドラマ「ラストチャンス 再生請負人」の中で出てきたもので、とてもおもしろい言葉なので紹介させていただきます。
「ラストチャンス 再生請負人」はテレビ東京で放送されたドラマです。
大手都市銀行に勤める樫村は入行して22年目、突然財閥系銀行との合併を発表された。
左遷、リストラ…行き場を失う同僚達を見送る日々の中、自分のこれからを憂う樫村。そんな彼が進んだ道は“企業再生”だった―。
そのとき仕事仲間は? 同僚は? 友人は? 家族は?
人生の七味(うらみ、つらみ、ねたみ、そねみ、いやみ、ひがみ、やっかみ)をどう乗り越えるのか?
引用元: イントロダクション(作品紹介・スタッフ・主題歌)|ラストチャンス 再生請負人|ドラマBiz:テレビ東京
ドラマ自体、とても面白かったです。
アマゾンプライムビデオでイッキ見しました。
「うらみ・つらみ・ねたみ・そねみ・いやみ・ひがみ・やっかみ」の意味
人生の七味唐辛子の「うらみ・つらみ・ねたみ・そねみ・いやみ・ひがみ・やっかみ」のそれぞれの言葉の意味を見ていきましょう。
1.うらみ【怨み・恨み・憾み】うらむこと。にくいと思うこと。
うらむ【怨む・恨む・憾み】
(相手の仕打ちを)不快・不満に思う。また、くやしくのろわしく思う。
2.つらみ【辛み】
相手の仕打ちを辛いと思う気持。
3.ねたみ【妬み】
ねたむこと。嫉妬。
ねたむ【妬む】
①他人のすぐれた点にひけ目を感じたり、人に先を越されたりして、うらやみ憎む。②しゃくだと感ずる。くやしいと思う。
4.そねみ【嫉み・妬み】
そねむこと。ねたみ。にくみ。嫉妬。
そねむ【嫉む・妬む】
自分よりまさっているのをうらみ憎む。
5.いやみ【嫌み・厭み】
相手に不快感を抱かせる言葉や態度。いやがらせ。
6.ひがみ【僻み】
ひがむこと。ねじけること。
ひがむ【僻む】
ねじける。ひねくれる。かたよる。まがる。
ねじける【拗ける】
まがりくねる。すなおではない。普通と違ってまともではない。ひねくれる
7.やっかみ(「やっかみ」という言葉は載っていませんでした)
【やっかむ】
(関東地方などで)うらむ。ねたむ。
岩波書店 広辞苑 第四版より引用
同じような意味の言葉も多いですね。
いやー、浴びたくないものばかりです(苦笑)
成功すればするほど、周囲の人たちからは人生の七味唐辛子を浴びせかけられることになります。
地位や権力、お金…。
自分より成功した人をうらやましく思って、憎む気持ちが人生の七味唐辛子になるのですね。
サラリーマンとして働いていても、組織の中の人間関係は人生の七味唐辛子を浴びせ合うようなものですよね…。
人生の七味唐辛子を浴びて、人生が豊かになり深みが出るか。それとも、辛すぎてとても食べれないものになるか。【ドラマ「ラストチャンス再生請負人」より】
「うらみ・つらみ・ねたみ・そねみ・いやみ・ひがみ・やっかみ」を浴びせかけられて人生が豊かになり、深みのあるものにできるかはその人次第です。
人生の七味唐辛子を浴びてどうなるのか。
ドラマ「ラストチャンス再生請負人」ミッキー・カーチスが演じる占い師と仲村トオル演じる主人公の会話から引用させていただきます。
あー、人生七味唐辛子だね。いや人生のための大事なスパイスだよ。
七味唐辛子っちゅうのは。
あんた意外と順調な人生送ってきたね。
ただね、面白みが全然ない。
味で言えば薄味かな。
何の特徴もない人生だね。
あー、でもこれからね、七味唐辛子が効いて、十分味のある人生が送れると思うよ。
うらみつらみが降り掛かってきて、辛くて食べらんないか、あるいは、いい調子でおいしくなるか。いずれにしても、これからがあんたのホントの人生だね。
主人公が妻に話した言葉
この七味が人生を豊かにするんだって。
俺の人生はこれからが本当の人生で、たっぷりと七味唐辛子を浴びせかけられるらしい。
それで俺の人生は、深みがでるんだって。
ドラマ「ラストチャンス 再生請負人」 第1話より抜粋
人生の七味唐辛子を浴びて、苦しくても乗り越えてその人の人生が豊かになることは素晴らしいことでしょう。
でも、人生の七味唐辛子を浴びすぎて、まっかっかのクチャクチャになってしまうこともあります。
「うらみ・つらみ・ねたみ・そねみ・いやみ・ひがみ・やっかみ」を浴びすぎて、精神的に病んでしまう人もいるでしょう。
努力して成功しても、評価される成果を出しても、心が壊れてしまってはその後の人生はつらいものになります。
人生の七味唐辛子に耐え抜く強さを
「うらみ・つらみ・ねたみ・そねみ・いやみ・ひがみ・やっかみ」をたくさん浴びせかけられて苦しくても耐え抜く強さを持たなければなりません。
なんとか乗り切らなければなりません。
そして、地位・名誉・権力・財力を持っても、天狗になって横柄な態度をとっていては人生の七味唐辛子を浴びせかけられ続けることになります。
人生の七味唐辛子を浴びながらも努力を続けて成果をだすことが、その先の「成功」や「評価」につながります。
そこにその人の「成長」があります。
その成長こそがその人の人生を豊かに、深みのあるものにしてくれます。
成長することで「人生の豊かさ」を掴みとるのです。
独立して起業し、大成功を収めるといったサクセスストーリーのことだけでなく、会社にお勤めのサラリーマンの方々も、組織の中でも七味唐辛子の浴びせ合いがあると思います。
ただ七味唐辛子を浴びせる側の人間でいるのか。
七味唐辛子を浴びながらも乗り越えて成長し、深みのある豊かな人生をおくる側の人間であるのか。
それはその人次第。
終わりに:美味しいキムチになりたい
うらみ、つらみ、ねたみ、そねみ、いやみ、ひがみ、やっかみ。
これは人間が社会の中で生きていれば大なり小なりあるものです。
僕は、人生の七味唐辛子を浴びせる側の人間ではありたくないです。
かといって、七味を浴びせかけられて真っ赤っ赤のクチャクチャにもなりたくないです。
億万長者になりたいとか、派手な暮らしをしたいという願望もありません。
ただ、人生の七味唐辛子に負けないことは、大きな成功やお金持ちになることより大切だと思います。
大きな成功がなくても、日常生活の中でちょっとしたことで一方的に人生の七味唐辛子を浴びせかけられることもあります。
「人生の七味唐辛子」を知って強く思ったことは、他人からの「うらみ、つらみ、ねたみ、そねみ、いやみ、ひがみ、やっかみ」に潰されずに前進していける強さ・たくましさを持ち続ける
ということです。
人生の七味唐辛子を浴びすぎて挫折し、立ち直れなくなってしまっては豊かな人生も深みもへったくれもありません。
少しの七味で「カラすぎるんだよ!!」と、へこたれていてもいけません。
苦しい状況で心が折れそうでも、なんとか乗り越えていかなくてはいけません。
適度な辛味の、美味しいキムチになりたいものです。
ドラマ『ラストチャンス 再生請負人』の原作
ラストチャンス 再生請負人 (講談社文庫)
江上 剛 (著)
ドラマ『ラストチャンス 再生請負人』は、江上剛さんによる経済小説が原作です。
銀行の再建に奔走した時の江上さん自身の経験をもとに書かれた作品です。
ドラマ版と合わせて読んでみてください。
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