【毎日の読み聞かせにオススメ】『心やさしく賢い子に育つ みじかいおはなし366』

2017年6月21日

寝る前に、子どもに本を読む。

毎日の日課になっているお父さん・お母さんも沢山いらっしゃると思います。

我が家でも毎日、寝る前に子どもに絵本やお話を読んでいます。

寝る前の読み聞かせ」のために、小学館の『心やさしく賢い子に育つ みじかいおはなし366』を買いました。

面白い本なので紹介したいと思います。

『心やさしく賢い子に育つ みじかいおはなし366』はどんな本なのか

心やさしく賢い子に育つみじかいおはなし366の本の表紙

心やさしく賢い子に育つ みじかいおはなし366』は小学館から2017年2月に発売された読み聞かせ本です。

1月1日から12月31日まで、うるう年の2月29日も含め、366のおはなしが詰まっています。

表紙はギンギラギンの目立つ本。

416ページのボリューム、縦245ミリ✕横190ミリ✕厚さ38ミリ。

重さもかなりある大きい本。

3歳のうちの娘は持つのは大変みたい。

夜、寝る前に読むので、枕元にいつも置いてあります。

本の表紙カバーの折り返し部分のよると、小学館から『プレNEO図鑑シリーズ』が全10冊発売されていて、その中から内容を厳選して、読み聞かせのお話として一つにまとめた本が、この『心やさしく賢い子に育つ みじかいおはなし366』なのだそう。

『心やさしく賢い子に育つ みじかいおはなし366』本の構成

本の構成は、1月1日から12月31日まで1日1ページずつ。
全部で366のおはなしが載っています。

おはなしの中身は、

むかし話 73話 日本のむかし話、世界のむかし話
物語   59話 日本の物語、世界の物語(アンデルセン、グリムほか)
ちしき  74話 生活の知識や常識、ものごとの由来など
ふしぎ  50話 暮らしの素朴な疑問、自然科学のなぜ?
人物   28話 日本の偉人、世界の偉人
歌や詩  29話 きせつを感じられる歌や詩
行事   19話 主な行事の由来や作法
伝統   18話 落語、短歌、俳句、古典文学、能、狂言、漢詩など
神話   16話 十二星座にまつわるギリシャ神話、『古事記」などの日本の神話

表紙カバー折り返し部分より

といった具合で大きく分けて9ジャンル、全366話

もうちょっと細かくジャンルの内容を見ていくと、

むかし話は「うさぎとかめ」「ぶんぶく茶がま」「花さかじいさん」といった日本のむかし話もあるし、アメリカやイギリス、中国、モンゴルなどのむかし話もあります。

物語は「ヘンゼルとグレーテル」「はだかの王さま」「シンデレラ」など有名な物語をはじめに59話。

ちしきは「カレーのはじまり」「肉じゃがのはじまり」「風邪をひくと熱が出るのはなぜ?」といった知識や、「ビーバーの暮らし」「サケの成長といった動物の知識、大人でも豆知識、雑学として役立つようなことが多いです。

ふしぎは「雲には乗れるの?」「海が青く見えるのは、なぜ?」「どうして月はついてくるの?」「どうしておならがでるの?」といった自然のことや人間の体のことも載っています。

人物はマザー・テレサ、本田宗一郎、藤子・F不二雄など、日本だけでなく海外の人物も掲載。

歌や詩には「うれしいひなまつり」や「春の小川」「どんぐりころころ」の歌が中心。

行事はお正月や節分といった、季節の行事の由来や、どういったものかを紹介しています。

伝統は前述の通り、落語、短歌、俳句、古典文学、能、狂言、漢詩など。

神話は、十二星座の話がメイン。

こういったお話が1ページにまとめられて、毎日違うジャンルが読めるようになっています。

ボリュームたっぷりです。

1ページに1つのおはなし。2~3分で読めちゃう。読み聞かせにオススメ

『心やさしく賢い子に育つ みじかいおはなし366』には、1日1ページに1つのおはなし。そのおはなしを1つ読むのに2分、3分くらいで読めちゃいます。

1ページのおはなしに必ず一つイラストが載っていて、うちの3歳の娘イラストを見ながらおはなしを聞いてる感じです。

子どもにとって、そのイラストがおはなしのイメージとして残るでしょう。

7歳の息子も、読み出すと食いついてきます。

7歳になると、どのジャンルの話でもちゃんと聞いてくれます。

3歳の娘はやはり、むかし話とか物語にしか食いつきません

妖怪のおはなしはちょっと怖いようです。

おはなし自体は妖怪の紹介といった感じで怖くないので、もうちょっとしたら妖怪のおはなしも聞くようになると思います。

本当にたくさんのおはなしたくさんのジャンルで載っているので、飽きません

読めるなら、1つだけでなく2つ3つ読んでもイイと思います。

日付通りに読まなきゃイケナイというのも読む人の自由です。

みじかいおはなしがたくさん。興味や知識の入り口に

親子で本を読む幅広く、たくさんのおはなしが載っていますが、1つのおはなしは1ページにまとめられています。

なので、

浅く広く、たくさんの興味・知識の入り口

として子どもに読んであげられればイイと思います。

そこから興味をもったら、その本を買ってあげたり、図書館で借りてきたりすれば良いかと。

入り口として、本当に良い本です。

1つの話が短いので、親が疲れているときは1つ読んでおしまい

仕事や家事などで疲れている時に読み聞かせをするのって結構辛いですよね。

うちの子は、そんな疲れてもうすぐ寝たいときに限って、読むのに10分もかかるような本を持ってきたりします。

そんなイラッとする自体を招く前に、「今日はこのおなはし読むよー」といっておはなし一つ、若干速めに2分で読んで終了。

こんなふうに使ったりもしてます。

子どもたちにはあらかじめ「疲れてるからおなはし一つでごめんね」と一応フォローしてます。

余裕があるときにはたくさん読んであげます。

『心やさしく賢い子に育つ みじかいおはなし366』の内容は雑学として親も楽しめる

心やさしく賢い子に育つ みじかいおはなし366』は前述の通り、大人でも雑学として面白い話がたくさん載っています。忘れかけているむかし話の内容を改めて思い出すきっかけになります。

カレーのはじまり」では、カレー粉がイギリスで発明されたこと、小麦粉を使ってとろみを付けていたこと、それが日本に伝わったので日本のカレーはとろっとしていること、そんな大人でも知らないことが書かれています。

雑学の本を読んでるような感覚です。

むかし話も、金太郎のおはなしは覚えていなくて、熊にまたがる金太郎さんの歌しか思い出せなかったんですが、この本での読み聞かせで再び内容を知りました。

読み聞かせの本だけど、大人が読んでも発見があったり、むかし話を思い出したり、新たな知識を得たりと、親にとっても知識の入り口になる本です。

読み出すと、普通に読書になります。

おわりに:『心やさしく賢い子に育つ みじかいおはなし366』は読み聞かせをするお父さん・お母さんにオススメしたい本

『心やさしく賢い子に育つ みじかいおはなし366』は読み聞かせをするお父さん・お母さんにオススメしたい本です。

短いお話が様々なジャンルで366あるので、これ1冊でネタには困りません。

子どもに読み聞かせ、親も新しいことを知ったり。

一つの本を少しずつ読んでいくのも楽しみになりますが、短いながらもたくさんのジャンルのおはなしを子どもに読んであげるのも、スタイルは違えど面白いと思います。

厚くて重い本ですが、寝室に置いておけば、寝る前の楽しみになります。

以上、読み聞かせにオススメ本『心やさしく賢い子に育つ みじかいおはなし366』のご紹介でした。