【FX・為替相場】2月13日⇒2月17日の一週間・値動き振り返り・チャート分析・相場観【ドル円・ユーロ・ポンド・豪ドル】
2023年2月13日㈪から2月17日㈮までの一週間の「値動き振り返り・チャート分析・相場観」です。
随時更新していきます。
さーて、今週の注目指標は?
カツオです。14日㈫の米・CPI、16日㈭のPPIには大注目です。
- 2月14日㈫|米・消費者物価指数(CPI)
- 2月15日㈬|英・CPI&PPI
- 2月15日㈬|米・小売売上高
- 2月16日㈭|米・生産者物価指数(PPI)&コア
- 2月17日㈮|英・小売売上高
松原ロキ&カツオです。
デイトレードをメインに取引しています。日足・4時間足・1時間足で環境認識、15分足でタイミングを取るスタイルです。ダウ理論・通貨相関・米ドルの強弱も判断基準にしています。カツオは当ブログの投資部門ナビゲーターです。
2月始めからのドル高が続くかどうか、今週も注目です。
2月11日㈯週末クローズ時点の相場観
2月10日㈮のNY時間は「ドル買い」でした。
16時台に日銀人事のヘッドラインで乱高下しながら大きく下落したドル円は、NY時間に買い戻されています。
ユーロドルは1.06台へ下落。
ポンドドルも1.20台ミドルへ下降でした。
2月11日㈯週末クローズ時点のユーロドル
週足|陰線確定
2月10日㈮の日足ローソク足|前日のローソク足を包んで陰線確定
4時間足|切り上げてきていましたが、押し安値を下抜け。
2月11日㈯週末クローズ時点のポンドドル
週足|十字線で確定
2月10日㈮の日足|陰線確定・前日始値より下へ
2月11日㈯週末クローズ時点の豪ドル・米ドル
週足|コマ足陽線
2月10日㈮の日足| 陰線確定・前日始値より下へ
2月11日㈯週末クローズ時点のDXY
週足|陽線確定・2週連続で陽線
日足|陽線で確定
2月11日㈯週末クローズ時点のドル円
週足|下ヒゲ陰線で確定
日足|下ヒゲの長いコマ足
4時間|レンジ
米株主要3指数
ダウ平均株価の週足|十字線で確定
ナスダックの週足|陰線で確定
S&P500の週足陰線で確定
ナスダックとS&P500は、週足で陽線が続いていた状態から週足陰線確定となりました。
一週間の総括
2月6日㈪から2月10日㈮の一週間は、終わってみれば「ドル買い・株売り」。
欧州時間にドル売りのフローが入り、NY時間にドル買いのフローが入るといった動きで、特に2月9日㈭のNY時間からは、ドル買いが強まりました。
2月10日㈮のドル円は、日銀総裁の人事のヘッドラインで動きました。
一時は、130.00を切るレベルまで下降しましたが、130.00+日足20MAから買いが入り、131円台中盤まで上昇しました。
急落が始まった16時台からの下げ分を全モドシ。
ユーロドルやポンドは、2月9日㈭のロンドン時間で調整の上昇波が終わり、2月始めの下降からの戻り売りが入りました。
チャートを見ていると、今週もドル買いの流れが続きそうです。
2月14日㈫のCPI次第で流れが変わる可能性が大きいので、㈫はCPI消化を待つことになります。
2月13日㈪のFX・外国為替相場の値動き振り返り
2月13日㈪は、円売り&米ドル売り。
ドル円は、先週金曜日のNY時間からの流れが継続して上昇。
ユーロドルやポンドドル、豪ドル米ドルなど、後ろにUSDがつく通貨ペアは、NY時間に上昇しました。
2月13日㈪のドル円
ドル円は、先週㈮・夕方からの急落から、
- 短期切り下げライン上抜け
- 4時間足レンジ上抜け
この流れで上昇しました。
先週高値の132.90台まで到達。金曜の安値130.80から300ピプス以上の上昇でした。
値幅がエグい!
深夜帯は、ドル安の動きで下降しました。
2月13日㈪のユーロドル、ポンドドル
1.2050付近で推移していたポンドドルは、19時台から上昇。
ポンドドルは19時-23時の4時間足でしっかり陽線がでました。
ユーロドルは先週安値を下に抜けず、23時台から強めの上昇。
4時間足の陽線確定で、続く23時-03時の4時間足は大きい陽線確定。
米株主要3指数も上昇し、「米ドル売り・米株買い」のリスクオンでした。
2月13日㈪の米株は強かったですね
ポンドドルは1.21台に残し、ユーロも1.06台後半から1.07台へ上昇。
豪ドル・NZドルのオセアニア通貨も上昇しました。
リスクオンで、後ろにUSDがつく通貨ペアは揃って上昇。
中でも、ポンドドルの上昇幅が目立ちました。
2月14日㈫|米・消費者物価指数(CPI)待ち
2月14日㈫は、22時30分にアメリカの消費者物価指数(CPI)の発表があります。
CPIは、インフレ系の最重要指標です。
2022年は、CPIショックで為替も大きく動きました。
CPIの結果次第で、利上げ幅や、利上げ停止の時期が予想されます。
2月の初めからはドル高で推移していますが、CPIが為替相場全体に与える影響は注目です。
2月14日㈫16時00分:英国の失業率&失業保険申請件数発表
英国の失業率&失業保険申請件数発表を経て、17時のロンドンオープンからはポンド買いでした。
1.21台ミドルから1.22台にのせて米国CPIを迎えます。
同じ欧州通貨のユーロドルも、1.0730台から1.0760台に上昇しました。
オセアニア通貨は、CPI待ちという感じで横ばい。
ドル円は132円台前半での推移でした。
2月14日㈫22時30分:米国の消費者物価指数(CPI)で乱高下
22時30分は、大注目の米国消費者物価指数(CPI)の発表でした。
総合値の結果6.4%(市場予想6.2%)
コア指数の結果5.6%(市場予想5.5%)
CPIは上振れ予想されてましたが、その予想通りに市場予想より上の数値でしたね。
CPIの結果を受けて、為替相場は乱高下!
ドル円は、
132.00付近⇒132.90台⇒132.00を下抜け⇒131.50台から上昇⇒132円台に回復⇒132.40台に上昇⇒132.00
という具合で、乱高下も乱高下。
23時では132.20付近でした。
ユーロドルやポンドドルも乱高下してましたねー。
乱高下の値幅が大きすぎる・・・
CPIの結果自体は、予想より上振れだったので、
インフレが収まってない⇒インフレを抑えるために利上げ継続するんじゃない?⇒米ドル買い
という流れで、ドル買いが進むんじゃないかと思いましたが、「ドル円は上がっていかない・ユーロドルやポンドルは下がりそうで下がっていかない」でCPI発表後は「なんだろ、この動き」という感じでチャートを見ていました。
23時台、ドル円上昇。ユーロドル、ポンドドル、豪ドル下降。
このまま、ドル買いの流れが強まるかと思いきや、23時台も結構上下しました。
ポンドドルなんか、23時台に1.2120台まで落ちて、その後1.2170くらいまでモドシ。
豪ドルも0.6920台から0.7000に届きそうなくらい上昇。
いやー、スゴイ乱高下でした。
結果を見て、ドル買い方向でドル円・ユーロドル・ポンドドルを監視。
寝る前だったので、スキャル気味にドル円ロングで少し抜いて、就寝。
23時30分のNYオープンからは、米株の買いも入り、米株の値動きに影響を受けやすい豪ドルは0.7000付近まで買いが入りましたが。
その後は、結局ドル買いの流れへ。
ドル円は133.00台にしっかりのせました。
2月15日㈬の値動き・CPI消化⇒「ドル買い進行」でドル円上昇
CPIを消化し、ドル買いの流れへ。
2月15日㈬のドル円
ドル円は、133円台から132円台後半に調整が入り、午前11時台から上昇が続きました。
22時台には134円台に上昇。
4時間足は上昇トレンド発生中。
日足でも、1月12日の戻り高値を超えてきました。
このまま上昇すると考えても、135.00はかなり意識されるレートですね。
2月15日㈬のユーロドル
ユーロドルは1.07台前半から1.06台へ下降。
そのまま、月曜安値1.0655を下抜けていく展開も予想しましたが、反発して安値更新はせず。
2月15日㈬のポンドドル
ポンドドルは、16時00分発表の英・CPIで下降。
。1月英CPIが前月比▲0.6%/前年比10.1%と予想の前月比▲0.4%/前年比10.3%を下回ったことが分かると、英中銀(BOE)が利上げペースを減速させるとの観測が高まりポンド売りが膨らんだ。情報源: 欧州マーケットダイジェスト・15日 英株最高値・英金利低下・ドル高・ポンド安|為替ニュース|為替情報トレーダーズ・ウェブFX
1.2140台から下降し、NYオープン頃にかけて1.2000まで大きく下落しました。
1.1990あたりまで下げて、NY時間は1.20台前半で推移しました。
この日はバタバタしていて、しっかりチャートを見れませんでした。
ポンドの下降は、ショートでは入れていれば1.2000手前くらいまで大きく狙えましたね。
2月16日㈭の為替相場|米・PPIを待つ・豪ドルは日足で三尊完成なるか
ユーロドル、ポンドドル、豪ドルは日足20MAで頭を抑えられ、上値は限定的な感じにも見えます。
ポンドドルの1.2000はかなり意識されるレートなので、ここで反発上昇してくるか、1.2000を切ってくるかで今後の展開がかわります。
1.2000を割り込むと、1.1850付近が下限のレンジになるかな?と見ています。
豪ドルは、日足で見るとヘッドアンドショルダー(三尊)にも見えます。
豪ドルに関しては、0.6860から0.6900のサポートゾーン(上のチャートだとオレンジ色のライン)があり、日足ヘッドアンドショルダーのネックラインにもなっています。
昨日も、このあたりから反発しており、今週の終わりや来週前半にかけての動きは注目です。
今夜は米・生産者物価指数(PPI)の発表を控えています。
生産者物価指数(PPI)は、消費者物価指数(CPI)とならんでインフレの動向を見る指標です。インフレを抑えるために利上げしている現在の状況の中、その注目度は高いです。
PPIでドル買いがさらに進行するのか注目しています。
この文章を書いている2月16日㈭14時頃の段階では、目線はドル買い方向で考えています。
しかし、
- 指標結果次第でどう動くかわからない
- 米株が堅調に推移している⇒「米ドル買い・米株売り」のリスクオフがイマイチ強まらない
ということもあり、エントリーはリスクを限定して慎重にしていきたいと思います。
PPIの発表が終わって、NYオープンからの米株・米金利の動きを見ながら、為替相場の動きもチェックしていこうと思っています。
2月16日㈭ロンドン時間
2月16日㈭のロンドン時間からは小動き。
ユーロドルは1.0700のキリ番を挟んでの値動き。
ポンドドルは、1.2070台まで上昇する場面もありました。
ドル円は、133.60台から134.00の間での値動き。
米・PPIの発表を待っている感じでしたね。
2月16日㈭22時30分|米・生産者物価指数(PPI)の発表
22時30分には、米・生産者物価指数(PPI)の発表を迎えます。
PPIの他にも、
- フィラデルフィア連銀製造業景況指数
- 住宅着工件数
も発表されました。
1月分米PPI|前年比+6.0%(予想 +5.4%)
1月分米PPIコア指数|前月比+0.5%(予想 +0.3%)
1月分米PPIコア指数|前年比+5.4%(予想 +4.9%)
コア指数:価格が変わりやすい食品とエネルギーを除いた指数
2月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数 -24.3(予想 -7.4)
1月米住宅着工件数 130.9万件(予想 136.0万件)
一番の注目だった生産者物価指数(PPI)は、先日の消費者物価指数(CPI)と同じく予想を上振れしました。
指標発表の時間は、ユーロドルのチャートを見ていました。
1.0700付近から初動で1.0670台に下がりましたが、そのまま下がらずに1.0690台まで戻します。
1.0700のキリ番は超えず、22時台の1時間足は陰線。
CPIもPPIも上振れ⇒インフレ収まってないじゃん⇒インフレ抑えるために利上げ続く
という状況となり、米ドルの金利は上昇。
2月に入ってからの「ドル買い」が崩れなかったので、
- ドル円は上目線
- ユーロドル・ポンドドル・豪ドル⇒下目線
は継続。
ドル円は134円台へ上昇。
個人的には、
- ポンドドルが1.2000を守って反発上昇するか・下抜けるか
- 豪ドルが日足でヘッドアンドショルダー(三尊天井)完成なるか
に注目していました。
米国指標発表後、ポンドドルは1.2000のキリ番を切りました。
豪ドルは、0.68台中盤まで下降しました。
このまま下がってくれれば、自分としては嬉しかったんですが・・・
0時台から、ポンドドルを中心になかなかの買い戻しが入りました。
ユーロドルも1.0700のキリ番の下まで上昇。
豪ドルも、0.68台中盤から0.6900のキリ番まで上昇。
ポンドドルは、1.2000を上抜け。
ドル円も、134.00を下抜けてきました。
ユーロドル、ポンドドル、豪ドルに関しては、先週安値からの反発上昇でした
ポンドドルは1時間の押し安値を下抜けていたので、売り指値セット。豪ドルも0.6900付近に売り指値セット。
メスター米クリーブランド連銀総裁、ブラード米セントルイス連銀総裁ともにタカ派(利上げ方向の発言)もあり、ドル買いが進行しました。
ドル円は深夜3時台まで下降。
133.60台から反転して上昇しています。
2月16日㈭のポンドドル1時間足チャートの分析
ポンドドルは、22時30分の米国指標発表で下降。22時台の1時間足は陰線で確定。
1時間レベルでは「安値切り上げ・高値切り上げ」の上昇トレンドとなっていましたが、1時間足の押し安値を下抜けたことで、「1時間の上昇トレンドは崩壊」となります。
先週安値付近まで下降しますが、0時台から反発上昇。
1時間足押し安値ラインまでキレイに戻る⇒止まったら戻り売りが入る
夕方の高値から23時台までの下降50%戻しからの戻り売り
という流れでした。
2月17日㈮ユロドル・ポンドル・豪ドル↓目線|ドル円↑目線
2月16日㈭の流れが続き、ユロドル・ポンドル・豪ドルは先週安値更新で下降が続くか注目です。
特に豪ドルの日足ヘッドアンドショルダーの完成・からの下降のイメージを持っています。
ドル円は、どこまで上値を伸ばせるかに注目してます。
ドル円は、PPI後に高値を更新してから下降していましたが、切り下げラインを抜けてからは上昇。
朝8時台に134円台に回復すると、そのまま134.60台に上昇しています。
2月17日㈮昼間からLD時間はドル買い
昼間からロンドン時間にかけては、ドル買いが進行しました。
ユーロは1.0655の先週を下抜け。
ポンドドルは1.19台前半へ下降。
オセアニア通貨も弱く、豪ドルも0.68台前半へ下降しました。
ドル円は135円に到達。
2月17日㈮21時台からNY時間のドル売り
21時台からは、それまでのドル買いが反転
ドル円は135円台には残せずに反転下降。
134円台前半まで下降しました。
後ろにUSDがつくドルストレートは、そろって買い戻されました。
2月20日㈪は米国市場が休場のため、利確のフローが入るかもしれないと、ツイッターで仰っていた方が結構いましたが、その通りになりました。
ポンドドルの1.2000は重要な節目なので、今週は1.2000の上で確定するか・下で確定するかを注目していましたが、1.20台に戻してきましたね。
ポンドドルの日足チャートを見ると、200日移動平均線(水色のMA)から反発した形です。
オセアニア通貨の豪ドル、NZドルも、200日移動平均線のあたりから反発しています。
日足では、
- ドル円:上ヒゲ陽線
- ユーロドル・ポンドドル:下ヒゲ陽線
- 豪ドル:下ヒゲ長いコマ足陰線(ほぼ十字線)
で確定しました。
来週も、ポンドドルは1.2000の節目での攻防に注目。
豪ドルは日足ヘッドアンドショルダーで下降が続くかに注目していきます。
ドル円は、135.00到達で達成感もありますが、上昇基調が続くかどうかに注目ですね。
今週も一週間、お疲れ様でした。
ディスクレーマー
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