勝てば官軍負ければ賊軍【サッカー日本代表・メキシコ代表への掌返し】
2018サッカーワールドカップロシア大会。
ランキング上位の国が軒並み苦しいスタートを切るなか、サッカー日本代表はグループステージ初戦を勝利。第二戦は引き分け。
ワールドカップ前のサッカー日本代表に対する厳しい意見はどこへやら。
まさに「勝てば官軍負ければ賊軍」。
サッカーワールドカップ2018・日本代表の勝利で、まさに「勝てば官軍負ければ賊軍」。
サッカー日本代表に批判的だった人も手のひら返し。
まさに「勝てば官軍負ければ賊軍」。
メディアの取り上げ方もどうなのよ。ちょっと怖さも感じます。
「勝てば官軍負ければ賊軍」のことわざの意味
勝てば官軍負ければ賊軍」のことわざの意味を紹介します。
勝ったほうが正義となって、負けたほうが悪者になってしまうことです。
たとえ道理にそむいていても、戦いに勝った者が正義となり、負けた者は不正となる。物事は勝敗によって正邪善悪が決まるということ。「官軍」とは、時の朝廷や政府に味方する軍勢のことで、明治維新で敗れた幕府は賊軍の汚名に泣いたという。
勝ったら正義。
負けたら悪者・悪の扱いをされる。
勝負事に限らず、歴史もそうだし、組織の中の勢力争いも「勝てば官軍負ければ賊軍」。
西野監督就任後の初戦後のブーイング
前監督ハリルホジッチさんが解任され、西野監督が就任したのは4月のこと。ワールドカップ2ヶ月前での代表監督交代。
そりゃみんな「大丈夫かいな?」と思いますよ。
5月の西野監督に代わってからの初戦。
選手選考には批判。
ガーナ戦に敗れたあと、観客席からはブーイング。そこまでブーイングしなくてもいいだろう思いましたけどね。
スイス戦も破れたけど、パラグアイ戦は勝利。
ワールドカップ前のテストマッチとしての3戦は、最後に内容も良く、結果も出して終わりました。
グループステージ初戦の対コロンビア戦。
勝った後の手のひらの返しようったら半端ない。
まさに「勝てば官軍負ければ賊軍」。
SNSでも「#西野さんごめんなさい」って。
初めからブーブー言っていないで応援すればいいのに。
大迫ミコシが半端ないって
コロンビア戦で得点した大迫。守備面でも体を張って素晴らしかったです。
コロンビア戦の後、「大迫半端ないって」でワイドショーでも取り上げられ、エースと紹介している番組もありました。
その大迫ミコシっぷりも半端ない。
素晴らしい活躍をしたのは間違いないけど、メディアのミコシの担ぎ方って「どうなのよ」と言いたくなります。
香川だって、コロンビア戦でPKとって、自分で決めたのに。大迫はエースなの?
西野監督に代わってから攻撃面で一番活躍して結果出してるのは乾ですけど。
勝てばミコシ担ぎまくって、負ければ叩きまくるメディア。
メディアの取り上げ方も「勝てば官軍」を煽ってますね。
メキシコでも手のひら返しで「勝てば官軍負ければ賊軍」といった感じ
今回のサッカーワールドカップ、グループFのメキシコ。
グループステージ初戦、前回優勝国のドイツに勝利しました。
メキシコもワールドカップ前は結果を出せていなくて、代表監督のオソリオ氏は批判されていました。
ドイツに勝利した後、SNS上手のひら返し。
「ごめんなさいオソリオ」のハッシュタグつけて、みんな謝ったようで。
この試合の後、SNS上ではオソリオ監督への手の平返しが起こった。「#PerdonOsorio(ごめんなさいオソリオ)」とのハッシュタグがつくられ、メキシコ国民がオソリオ監督を称賛し始めたのだった。
情報源: 王者ドイツ撃破のメキシコ監督、批判を浴びせ続けてきた国民が手の平返し「ごめんなさいオソリオ」 | Goal.com
海外でも「勝てば官軍」ですねぇ。
最後に:人間って勝手だねぇ。でも「勝てば官軍負ければ賊軍」なのが世の中ってもんなのよね
人間って勝手ね。
「勝てば官軍負ければ賊軍」。
勝手すぎて可笑しくもあるけど、怖さも感じます。
サッカー日本代表のワールドカップグループステージ第3戦を前にこの記事を書いているのだけれど、決勝トーナメントに進めば「官軍ミコシ」になるのでしょう。
ともかく、ワールドカップグループステージ第3戦、対ポーランド。いちサッカーファンとして楽しみにしています。
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