7月第3月曜日は海の日&発泡スチロールの日。長野ではスチロパールとも呼ぶ。
7月の第3月曜日は「海の日」です。
海の日にあわせて「発泡スチロールの日」も制定されています。
今回は海の日と「発泡スチロールの日」について、そして「スチロパール」という言葉を紹介します。
7月の第3月曜日は海の日
毎年、7月の第3月曜日は海の日。
国民の祝日です。
1996年から祝日となった海の日はもともと7月20日でした。
「月曜日を祝日にして土日と合わせて余暇を過ごしてもらう」というハッピーマンデー制度によって、2003年から7月の第3月曜日が海の日に変わりました。
7月も下旬に差し掛かろうかという時期に、海の日があることで「夏」や「海」を意識して、本格的な夏がやってくるのを感じる方も多いかもしれません。
「海の日」にあわせて「発泡スチロール」の日も制定されている
海の日は発泡スチロールの日でもあります。
発泡スチロールの日は発泡スチロール協会が2001年に海の日を発泡スチロールの日としたのが始まり。2005年には日本記念日協会が認定しました。
海の恩恵に感謝する海の日。その海の恵みである魚を入れる容器は発泡スチロール。発泡スチロールの箱に氷と一緒にお魚を入れて、輸送されます。
発泡スチロールの箱は魚を入れる容器として活躍しています。そこで、海の日に合わせて発泡スチロールの日としています。
発泡スチロールの歴史・性質・種類
日常生活の中でもよくみる発泡スチロール。
魚を入れる容器だけでなく、家電製品の入ったダンボールの中で緩衝材として使われたり、住宅の断熱材としても使われています。
発泡スチロールは1950年にドイツで開発されて、1959年から日本でも作られるようになりました。
発泡スチロール製品の98%は空気なので軽いんです。
原材料の比率は2%。
原材料のポリスチレンのビーズ(粒)を50倍に発泡させて発泡スチロールは作られています。
発泡スチロールには、
- EPS(ビーズ法発泡スチロール)
- PSP(発泡スチレンシート)
- XPS(押出法発泡ポリスチレン)
の3種類あります。
EPS(ビーズ法発泡スチロール)はつぶつぶがある発泡スチロール。発泡スチロール協会が扱うのはこのEPS。
PSP(発泡スチレンシート)は食品のトレーに使われています。
食材の容器としておなじみ。
XPS(押出法発泡ポリスチレン)は硬い板状のもの。
断熱材によく使われています。ホームセンターに行くと、青い板状のものをよく見かけます。
発泡スチロールは長野では「スチロパール」とも呼ばれる
この発泡スチロール、長野では、
スチロパール
とも呼ばれたりします。
小さい頃、ばあちゃんが発泡スチロールのことを「スチロパール」と呼んでいました。
長野の山里で育ったワタクシ。全国各地でおばちゃんは発泡スチロールのことを「スチロパール」と呼んでいるのだろうと思っていましたが、スチロパールと呼ぶのは長野県の中でも長野市がある北の地域だけのようです。
長野の方言で、発泡スチロールのことを「スチロパール」と呼びますが、長野には株式会社長野スチロパールという会社があって、そこでスチロパールという製品名の発泡スチロールを作っていたから「スチロパール」と呼ぶようです。
今、株式会社長野スチロパールは、数社が合併して株式会社マックスとなっています。
原材料のビーズは真珠っぽいですから。ポリスチレンのパールでスチロパール。
口に出してスチロパールと言ってみてください。
言葉の響きとして「発泡スチロール」より「スチロパール」の方が好き。
長野でも20代以下の人はスチロパールといっても何のことだかわからないかもしれない。この「スチロパール」という呼び方、おそらく消えていくだろう長野の方言です。
まとめ
海の日は発泡スチロールの日でもあります。
海の恵みの魚が発泡スチロールの箱に入っているのを見たら、発泡スチロールの日があることも思い出して見て下さい。
そして、発泡スチロールのことをスチロパールと呼ぶ地域があることも。
以上、『7月第3月曜日は海の日&発泡スチロールの日。長野ではスチロパールとも呼ぶ。』でした。
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