『かめはめ波』出ないかなってずっと思ってる

2016年12月23日

孫悟空のかめはめ波にあこがれた少年時代

かめはめ波のイメージ画像
か・め・は・め・だりゃー

ドラゴンボールの主人公、孫悟空。

悟空にあこがれた少年時代。かめはめ波を出したくて練習していた。

誰かに勝ちたかった訳では無かった。

誰かを攻撃したいわけでも無かった。

何かを破壊したいわけでも無かった。

かめはめ波というエネルギーの塊を空に放つことで、モヤモヤした気持ちをスッキリさせたかった。

かめはめ波を出せることが孫悟空の強さに近づける近道であり、強くなりたかった。

自分でもかめはめ波を出せるんじゃないかという淡い期待。

なんの根拠もなく、「自分にもかめはめ波はだせるんじゃないか」という期待を持っていた。

何となくかめはめ波のポーズをしてみる。

合わせた手の平と手のひらの間に「気」がたまっているんじゃないかなぁ…。

見えないけど、ちょっとくらいは「気」がでてるんじゃないかなぁ…。

かめはめ波。気の集まり。
合わせた手から気の光が…

でもかめはめ波は出ない。

このモヤモヤした気持ちを吹き飛ばしたいのに、どうしてかめはめ波が出ないんだろう…。

結局かめはめ波を出すことはなく、少年時代は過ぎていった。

スーパーサイヤ人にもなれるんじゃないかなぁ

フリーザとの戦いでスーパーサイヤ人に目覚めた孫悟空。

「ひょっとしたらスーパーサイヤ人になれるんじゃないかな?」

またしても根拠のない淡い期待が芽生える。

おだやかな心を持ちながら激しい怒りでスーパーサイヤ人へと目覚める…。

割とおだやかな性格の自分。できるんじゃないかという期待が高まる。

怒りでスーパーサイヤ人へと目覚めるはずだった。

しかし、無駄に怒ることで疲れるだけだった。

結局スーパーサイヤ人へと目覚めることはなく、大人の階段を登りはじめる17歳。

友人のなかにも同じようなことを考えていた人がいた。自分だけではなかった。

河川敷で元気玉を作っていた友人の話

河川敷その友人は女性。

孫悟空への憧れと大きなパワーを求めた少女時代の彼女はチャリンコで河川敷に行き、空に両手をかざして元気玉を作っていた。

地球のみんなからちょっとずつパワーをもらっていたそうだ。

元気玉は作れたのか?という質問の答えは、

「ダメだった…。」

ここにも孫悟空にあこがれた人がいた。

大人になるにつれて、かめはめ波を出したい欲求は忘れていった。

忘れていた想い。くすぶっていた火種が再び燃え上がる時が来た。

結婚して自分にも子どもが生まれて親になった。

上の子は男の子。「ドラゴンボール超」のテレビ放映が始まって、7歳の息子はドラゴンボールに夢中になっている。

当然、息子と一緒に「ドラゴンボール超」を観る。

するとどうだろう。

「かめはめ波出したい」と思っていた少年時代を思い出す。

そして、「かめはめ波を出したい」というほとんど消えていた火種がメラメラと燃え出してきた。

今となってはかめはめ波でなくてもいい。

魔貫光殺法でもいい。魔閃光でもいい。ギャリック砲やファイナルフラッシュがでればもっとカッコイイ。

気功砲は自分の命を削るからやめておこうと思っている。

本当に、いつか出ないかな…。

今日は息子とかめはめ波の打ち合いをしよう。