息子が保育園を卒園するので6年間を振り返る。

2016年3月14日

3月も半ばに差し掛かります。

春の気配を感じたかと思えば、また雪が降っています。

息子が今月で保育園を卒園します。




息子が今月で保育園を卒園します。

私の息子は6歳。今月で保育園を卒園します。

息子が生まれて6年と少し。父親6年生になりました。

ちょうど節目になるのと、最近息子が生まれた時のことを色々思い出したので、息子のことについて書きたいと思います。

息子が生まれてからのこと

生まれてちょっと
生まれてちょっと

息子が生まれたのは冬の夜。
なかなか出てこないので、お母さん(奥さん)は陣痛促進剤を使って、その副作用でオエオエしながら3日間、水を飲むのも何かを口にするのも出来ない状態で陣痛に耐えて、やっとのことで生まれました。

出産に立ち会ったものの、ほっとしたのと嬉しいのと、3日間奥さんに付き添った疲れを通り越したへばりで、不思議な気持ちでした。
奥さんではなく、自分がバテバテ…。

抱っこするのも緊張しながらして、親としてやっていけるのかなんて思いもありつつ…。

でも、生まれてすぐ、「ああ、この子は自分が絶対守らなきゃいけないんだ」と強く思ったことをよく覚えています。

おすわりも寝返りも特別早いほうではなかったけど、歩き出すのは早かった。

10ヶ月で歩きだす…。

どえらいビックリしました。

奥さんの育児休暇が終わり、1歳で保育園に入りました。
さすがに10ヶ月で歩きだしただけあって、「こんなに足の早い1歳児見たことない」と保育園の先生に言われました(笑)

夕方、お父さんである自分が迎えに行くと走って飛びついて来たことを思い出します。今思うと寂しい思いをさせていたんだろうな、と思います。

奥さんの仕事の都合上、祝日や土日は息子と二人で過ごすことが多くなりました。
息子と二人でご飯を食べて、一緒に遊んで一緒にお昼寝をして…。

息子を連れて公園に行ったり海や湖にドライブしに行ったり。

息子1歳、海
1歳の時、海にて

家では割と一人遊びをする子でした。車や建設機械が大好き!よくガシャガシャ遊んでました。

1歳の時の春の祝日、4月29日のみどりの日のことですが、息子が40度の熱を出して救急病院に連れて行ったこともありました。
先日、息子がインフルエンザB型にかかり、40度の熱を出してさすがにグッタリしたときにその時の記憶がブワーッとよみがえりました。

自分自身、体温計の40の文字を見て危機感を感じて、慌てて病院に連れて行きました。苦しそうな1歳の息子を半日抱っこして診察してもらったことを鮮明に憶えています。次の日には熱は下がりました。

2歳になると、お昼寝が嫌で拒むようになりました。遊びたい気持ちが強かったみたいで、おんぶをしても「ヤダー!」と泣き叫び、結局お昼寝もせず遊ぶようになりました。
夜も布団に入って一人でお話ししてなかなか寝ず…。

親の都合で引越しして保育園が変わっても割とすぐ慣れ、元気に過ごしてくれました。

3歳になって、妹が生まれてからは赤ちゃん帰りというのかヤキモチでワガママも強くなり、甘えも強くなり、正直大変でした。散々怒ってしまいました。
自分も長男ですが、しかたないところもあります。親が自分ではなく妹や弟をチヤホヤしてしまうことに対する嫉妬や悲しみ。それは6歳の今も割とあると思います。親の未熟さもあって、受け止め切れないところもあります。ごめんなさい。

4歳、5歳と成長するに従ってその赤ちゃん帰りも落ち着き、今では妹想いのお兄ちゃんです。なんか、優しい。保育園でも妹を見つけると駆け寄って行くそうです。

最近はお絵かきに夢中。本やテレビを見ながら真剣に描いています。
お絵かき帳を渡しても、すぐ全部描いちゃう…。

紙を欲します。お絵かきする紙を…。

こんなに紙を欲する人、初めてです(笑)
でも、夢中で真剣にお絵かきする息子の姿は大好きです。

そして6歳。保育園を卒園します。4月から小学生です。




たくさんの感情を与えてくれる息子

父親になってから6年とちょっと。

息子にはたくさんの感情を与えてもらっています。

喜び・怒り・哀しみ・楽しみ…。幸福感も苦悩も色々

ほんとに沢山色々な感情と思いがあります。

喜ばせてくれたり楽しませてくれたり、生きる原動力になります。

怒りの感情を与えてくれたり、悩ませてくれたり、自分自身が苦しくなってしまうこともあります。

私の自分自身の問題もあって、散々イロイロ悩んで苦しんだり、助けられたりしています。

苦しくなって手放したくなってしまいたくなったり、猛烈に必要としたり…。

自分自身の心の中にある哀しみや怒りや焦りや不安で、大切なはずなのにそうは思えなくなってしまったりすることもありました。悩んで苦しんで最終的には子供の存在に助けられます。

幼い息子を強く叱って、心無い言葉を浴びせ、心に傷をつけていることも数多くあると思います。反省することばかりです。

親としても人間としても未熟だと自分自身で感じます。しかし、子供を想う気持ちが自分の心の中でこんなに強くなるとは6年前には思いませんでした。こんなに子供を愛おしいと思うなんて自分でもビックリする部分があります。

親の心子知らず・子の心親知らず

息子後ろ自転車
(この写真は昨年の夏、自転車練習中のものです。自分で撮った写真ですが、なんかこの写真好きなんです。)

日々、様々なことがあって色々な感情や思考が生まれます。

ただ最近強く想うのは、

「子供たちのことをずっと見守って行きたい」
と言うことです。

「この子を守って行く」とか「この子を育てる」とかそういう意識よりも「見守って行く」という意識の方が強い感じなんです。
そりゃ、ご飯も作るし怒ったり叱ったり一緒に遊んだり笑わせたり色々しますよ。

守るときは守るし、教える時は教えるし、助けるときは助けるし。うまく伝えられないけど見守る感じ。

絵を書くのが好きな息子。優しくて少し気の弱い息子。

楽しいことも悲しいことも経験しながらたくましく成長して欲しいと思います。

あれこれ期待してしまう所もあったり、親のエゴを押し付けたくなったりしてしまいますが、息子が将来、自分自身で進む道を選んで歩いていけるように手助けをして見守って行きたいと思います。

親の存在が子供達の夢や目標を制限したり縛ってしまうことのないように有りたいと思います。

親の心子知らず。それで良いから、たくましく生きていって欲しいと願います。(それすら親のエゴであるかも…)

子の心親知らず。申し訳ないけど、息子の心の奥底までは見通せないよ。でも出来るだけ力にはなるよ。

「卒園おめでとう!」ということと、大切に思っている気持ちをしっかりと言葉で伝えたいと思います。