『人生は、楽しんだ者が勝ちだ 私の履歴書』見習いたい米沢富美子さんの人生哲学

米沢富美子さんの自伝『人生は、楽しんだ者が勝ちだ 私の履歴書』タイトルに惹かれて手が伸びた

米沢富美子著「人生は、楽しんだ者が勝ちだ」の本のカバー画像米沢富美子さんの自伝『人生は、楽しんだ者が勝ちだ 私の履歴書』
タイトルと黄色いカバーに思わず手が伸びました。

日本の女性物理学者の草分け的な存在の米沢富美子さんの自伝で、日本経済新聞に連載していたものが1刷の本となったもの。

物理学者であり、奥さんであり、お母さんであり、そんな女性の自伝を読んで、元気をもらい刺激にもなりました。

米沢さんの「どんな哲学でいきてきたか」の五つ。見習っていきたいと思います。

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米沢富美子さんについて 理系女子の草分け的存在の科学者

物理学者であり、奥さんであり、お母さんであり、ものすごくエネルギッシュな米沢富美子さんの人生。

パワフル理系女子(りけじょ)。りけじょの草分け的存在。

米沢 富美子(よねざわ ふみこ、女性、1938年10月19日- )は、日本の理論物理学者、慶應義塾大学名誉教授。専門は物性理論、特に固体物理学。アモルファス研究で国際的に知られる。理学博士(京都大学)(1966年)。大阪府吹田市生まれ。旧姓名、奥 富美子。 日本の女性科学者の草分けとして、一般向けの著書や発言も多い。

引用元: 米沢富美子 – Wikipedia

読みやすい楽しい文章で米沢さんのルーツから幼少期、学生時代から研究者、結婚、出産、育児と研究の日々、旦那さんへの想いが描かれていて、ドンドン読み進めました。

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「跡取りができた」お母さんの言葉とIQ175

米沢さんのお母さんが数学の申し子で、米沢さんが5歳の時に三角形の内角の和の証明を理解したそう。

それを面白い!と思い、「雷に打たれたような衝撃」を受けたと言う米沢さん。

実はこのとき、「雷に打たれなような衝撃」を受けたのは、私だけではなかった。幾何の証明を理解する私の姿に、母の体にも電気が走ったという。

「これで跡取りができた」母はそう考えて、心が震えた。

米沢富美子著『人生は、楽しんだ者が勝ちだ 私の履歴書』p44より

5歳で三角形の内角の和の証明を理解して、数学を面白いと思ったのはスゴイ話し。

頭の中に整数がマッピングされていること、小学5年生でのIQテストでIQ175の結果。それに対する米沢さん母娘の反応は楽しく読ませていただいた。

一般に、頭が良い人でIQは120あるかないかだろう。IQ175なんてとんでもない数字で凡人とはちょっと違う脳内構造をしているのでしょう。

IQ200だってとれたのに、という想いがあったことも、スゴイ話しだが笑ってしまった。

数学の才能をお母さんから受け継いだということなのだが、親が子どもに対して「跡取りができた」という思いを持つのはわかる気がする。

自分も6歳の息子へ対してそんな風に思うところもある。数学ではなくて、音楽や絵といった分野が好きな私だが、絵を書く事にものすごく集中している息子に何かを期待したくなる気持ちがある。息子がどれだけ才能があるかなんて未知数だし、親バカ丸出しだが、息子が好きなことをやって、その才能がドンドン伸びて欲しいと思う。

私は特別な才能があるわけではないけれども、米沢さんのお母さんの不完全燃焼の火種のようなものが自分にもある気がするし、親が子供に期待するのは仕方がないことなのかな、と米沢さんの幼少期を読んで改めて思います。

そして、子どもに対しての親の影響力の大きさを考えさせられます。

自分自身、両親の仕事にとてつもなく影響を受けて父と同じ道を志したし、今では母親のやってきたことをぼんやりながら追いかけ始めている気がしていて、親の影響が良くも悪くも大きくあります。

子育て中の最中、自分の存在が子どもにどれだけの影響を与えているのか自分自身では今の時点ではよくわからないけれども、自分の子どもにも親の影響が大きいものだと思って自分の日々の言動を見直したい気持ちになります。

旦那さんへの想い

米沢さんの旦那さんも世界を股にかけるバリバリのビジネスマン。

読んでいると、米沢さんの旦那さんへの愛や想いが伝わります。

旦那さんとの別れの場面、自分の母が亡くなったときのこととリンクしてしまい、涙がでました。

「ありがとう」ってお礼を直接言うこと。

思っているだけじゃ伝わらないんですよね。

普段の生活の中でも言えない。いざというときにも言えない。

特に男(自分も含めて)、感謝とか想いを伝えるとか、できない人が多いと思う。

感謝の言葉やその人を大切に思う気持ちはちゃんと言葉にして伝えて行くべし。

米沢さんの5つの人生の哲学

この本の中で米沢富美子さんの5つの人生の哲学が書かれています。

一 自分の行動に限界を引かない

二 行動に移す

三 めげない

四 優先順位をつける

五 集中力を養う

<中略>
しかし、一番大事なポイントは、欲しいものは、「自分の手で獲得する」と、決めつけてしまうことだ。こう決心すると、世の中で怖いものはなにもなくなる。それに、

「人生は楽しんだ者が勝ちだ」

という言葉をどこかで聞いた。

「これだ!」

自分でそうすることを決めれば、結果は勝手についてくる。

米沢富美子著『人生は、楽しんだ者が勝ちだ 私の履歴書』P237、p238より

どれも大切なことであるけれど、皆んなできている人は少ないはず。

一 自分はダメだ、できないとすぐ自分に限界をつくる。

二 勇気が出なくて行動に移せない

三 ちょっと人に何か言われてすぐめげる

四 目の前のことから片付けていって、一番大事なことが結局おろそかになる

五 あっちこっちに気を取られて集中できない

こんなふうになりがち。

目的があって成し遂げたいことがあるなら、米沢さんの五つの人生の哲学を見習って生きていくべきだと思います。

特に子育てをしていると、子ども達のこと、家事のことでエネルギーと時間を大量消費してしまいがち。

そのなかでも、少しでも自分の時間を見つけて進んでいくことを大切にしたいと感じます。

人生は、楽しんだ者が勝ちだ 私の履歴書
米沢 富美子 日本経済新聞出版社 2014-06-14
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子育てをしていて自分のことが二の次になってしまって、我慢したりキャリアを諦めざるを得なかったりするお母さんもいると思いますが、この本を読んで米沢さんの生き様を見せられると、勇気をもらえると思います。

私も勇気をもらい、元気づけられました。そして、米沢さんのように「楽しむ」ことを大切にしたいと思います。

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